Archive for the ‘食べ物’ Category

じっくりスタート

火曜日, 1月 24th, 2012

どどーーん!
この魚、ご存知ですか?

沼津のトロール漁で水揚げされた『げほう』という深海魚。それにしても不思議な形。横顔が外国人みたいでしょ??こんなに鼻高くて、おちょぼ口で、餌食べにくそうですよね・・・

実は、年が明けてからというもの、不思議なくらい色んなことが重なって起こり、予定外の一時帰国をしています。そんなこんなでバタバタしていて、更新が長いことできませんでした。今は実家のある静岡は沼津に滞在中。真っ白に雪をまとった富士山を毎朝拝み、新鮮な魚介が毎日食卓に並び、海岸に散歩に行けば潮の香りと波の音、家族の有り難みや地元の温かさをたくさん感じています。

実家は魚屋であり寿司屋であり、昔から漁港と深い繋がりがあります。沼津港は、私にとって故郷の大切な風景の一つ。内陸部のベルリンで、喉から手が出るほど食べたかった新鮮な魚達が、もう嫌という程、食卓にてんこ盛りで並ぶ様子を見ながら、”実家だなぁ”とつくづく感じています。

ここで、少しだけお国自慢。沼津は、あまり観光では知られていない土地かもしれませんが、本当に素晴らしき場所です。温暖な気候、海・川・山がすぐ近くにあり、自然の恵みという美味しい食べ物が豊富にあり、水道をひねれば富士山の湧き水、温泉があり、伊豆や箱根にも近く、近隣には素敵な美術館もたくさんあるので、休日を楽しむには事欠かきません。この土地を離れている時間が長くなればなるほど、この街の魅力が面白いほどによく見えてくるんです。子供の頃、当たり前だと思っていたことは、沼津→カナダ→東京→アメリカ→東京→京都→ベルリンという動きを経て、美しいもの、貴重なもの、に変わりました。ここ数年、地元へのいとおしさや有り難みが強く、強くなっています。

というわけで、兄が「はい、みやげ」と私に手渡した袋には、まるでヘルメットをかぶってるみたいな『げほう』。その土地によって漁師さんがつけた呼び名があるので、げほう君の本名は知りません(笑)この地域で呼んでいる”あだ名”しか知らない魚がけっこうあるんです。翌日、ぶつ切りにして、鍋にしました。こんな強面の見た目ですが、げほう君は、繊細できめ細やかな白身で全くクセもなく、ふわりとしていて美味しかったです。「はい、みやげ」と、びゅんびゅん動いている生きた海老を渡されることもあります。新鮮は新鮮なんですけど~、新鮮過ぎて、けっこうワイルドな食卓。

ベルリンに戻るまでの間、こちらのブログでは、書きたかったけど時間が追いつかなかったベルリンでの出来事、プラハとイスタンブールへの旅のこと、そして日本での出来事を綴らせていただこうと思っています。記事ごとに時空があちこちに飛んでしまって読みにくいかと思いますが、自分の好きなものや気になるもの、感銘を受けるものというのは、土地が変われど恐らく共通点があるものだと思うので、それを当面のテーマということに・・・(強引ではありますが><)

ベルリン情報を楽しみに読んでくださっていた読者の方、ベルリンに戻り次第、ベルリン生活のレポートに戻りますのでお許しあれ。

地震はこわいけども・・・
やはり美しき我がニッポン。

井の外の蛙

土曜日, 11月 26th, 2011

友人のお気に入りだという、Tiergartenの中にあるカフェレストランでランチをすることになりました。森のような公園の中を歩きながら、どんなところなんだろうとワクワクが高まります。

水面を歩けるんじゃないかって錯覚するくらい静か

しばらく歩くと見えてきました、湖のほとりの『Cafe am Neuen See』

夏、目の前の湖を見ながら食事したら最高に気持ち良さそうですよね!

大きなガラス窓で囲まれた店内は、まるで自分たちが湖と一体になっているかのような感覚になります。開放感いっぱいだけど、暖かい雰囲気。店内にいくつかある暖炉から、薪が燃える音がかすかに聞こえてくると一層リラックスモードに。冬の、この音が大好きです。

ガラスの向こうに広がる湖

サラダといえど、ジャガイモや肉も入っているのでボリューム満点!ヨーグルトドレッシングが意外にさっぱりしてて美味しかったです。

ベルリンのスタンダードな外食費より少し高めですが、この素晴らしい時空を味わえるのなら納得のお値段。普通のカフェやレストランが安いので、10EUR(千円弱)を越えるとかなり奮発した気分になります(笑)でもかなり量が多いので、この日は夕食抜きでちょうど良い程でした。日本だったらランチでも千円は当たり前なのに、すっかりベルリン物価に慣れてしまいましたね・・・

尊敬する友人達。会う度にいい波を受けています。

食後のコーヒーの後は、Tiergarten内をお散歩。昨日今日とこのシーズンに珍しく快晴が続いています。散歩はドイツ語で”Spaziergang”。動詞は、spazieren。よく使う言葉です。散歩に行くと言いたい時は、spazieren gehen/einen Spaziergang machen=go for a walk。主語によって、動詞の活用を変えて使います。

他の街から来た街灯が道の両側に立っています。それぞれに個性があって素敵。

友人2人はオランダ人。『ベルリンにいて、日本の何が一番恋しい?』と聞かれました。家族や友人以外だとしたら、細部にまで気を配る日本特有の繊細な文化や美意識だと答えました。それは、物質的なものではなく、感覚的/精神的なものなので、日本食レストランで寿司を食べれば埋め合わせられるような代物ではないのです。客観的に見る日本は、面白い。美しい。もちろんどの国にも良い部分と悪い部分があるけれど、当たり前だと思っていることは当たり前ではなく、感謝すべきことだと気づかせてくれます。様々な国の人と絡みながら過ごすことで、常に比較対象が身近にあり、日本という国が浮き上がってくるのかもしれません。よくも悪くも、とてもユニークな文化を抱えていることに間違いなし。カナダにいた頃にも同じことを思っていたけど、歳を重ねた今はまた少し違う感覚です。年々欧米化が進んでいく日本ですが、自分が母親になったら、子供が日本の美しさを自分で気づけるようなお手伝いをしてあげたいなぁ。私の両親がそうであったように。

井の外で、井の中を学ぶ蛙。ケロケロッ!!

夜空に浮かぶ卵の黄身

火曜日, 11月 15th, 2011

アメリカ人のクラスメイト、Kiraは料理が趣味。アメリカの編集社でアカデミック書籍のエディターとして働いていて、今はベルリンにてパソコン上で仕事を続ける傍ら、ドイツ語を学んでいます。そんな彼女が、面白いクラブを企画しました。それが”Cook Book Club”。あるシェフ/レストランをピックアップして、彼らのレシピから1品ずつ作って持ち寄るというもの。初回は、『Ottolenghi Cook Book』から。Ottolenghiはロンドンで有名なレストランらしいのですが、私は初めて知りました。

友人から借りたもの

私は直接Kiraからの誘いでしたが、今回もまた先日の編み物クラブ同様、それぞれが初顔合わせ。”Toy Town”という、ドイツ在住のEnglish speakersをターゲットにしたソーシャルメディアサービス上で、KiraがCook Book Clubを企画し、興味を抱いてメンバーとなった10人が土曜の午後、Kiraの家に集まったのです。”Toy Town”は、先日紹介した”Couch Surfing”のドイツ限定版といったところでしょうか。同じ料理が重なったり、肉料理ばかり、デザートばかり、などにならないように、前もって何を選んで作ってくるのかを知らせ合いました。

私は、”Chargrilled Broccoli with Chili and Garlic”という野菜料理をチョイス。メイン料理はそんなにたくさん必要ないけど、野菜料理はいくらあってもいいかなと思って。初めて作るものだったので、できるだけシンプルなものを選びました。

軽く茹でたブロッコリーにオリーブオイルと粗挽きの海塩+ブラックペッパーを絡めておき、熱々に熱したフライパンで焦げ目をつけていきます。その間に、別のフライパンでオリーブオイル、アンチョビペースト、にんにくのスライス、チリのスライスを色が少し変わるまで熱します。焦げ目がついたブロッコリーを耐熱ボウルに移し、熱々のアンチョビガーリックオイルをジュジュジュ〜っと回しかけ、海塩とブラックペッパーで調節。そして、オーガニックレモンを薄いイチョウ型に皮ごと切り、ブロッコリーに混ぜ合わせて完成!歯ごたえが残るようにブロッコリーを茹でるのが重要です。香ばしい香りに食欲がそそられます〜。

パーティに向かう途中、電車の中で香ばしい匂いを放つ私の風呂敷バッグ・・・みんながその香りの出所をキョロキョロ探しているのが面白かったです。犯人は、そこにいる小さな日本人ダヨ!(しかも確信犯。まだ温かかったから、完全に蓋をしてしまうと蒸れてブロッコリーが柔らかくなってしまいますもの)

今回集まったメンバーは、スウェーデン人、ドイツ人2名、アメリカ人3名、シンガポール人、ポーランド人、ギリシャ人、プラス私、の合計10名。

それぞれが作ってきた料理を、テーブルに並べ、ビュッフェスタイルに。

一人で作ったら大変だけど、みんなで持ち寄ることで、色んな料理を楽しめますよね。    同じシェフのレシピなので、全体的に調和が取れていてGood♪

どのお料理も本当にとっても美味しかった♥

おしゃべりしながらワインがすすみます。ドイツではワインが嘘みたいに安くて美味しいのです。普通のスーパーで250〜300円ほどで悪くないワインが手に入るのですが、安いからといって侮るなかれ、日本では同じ銘柄のワインが1,500円位です。7EUR〜8EUR出せば上等なお持たせ用。私はワインに詳しいわけでもなく、お酒に強いわけでもないけれど、みんなでお酒を楽しむ雰囲気はとても好きです。外がまだ明るいうちのワインは、なんだか贅沢な気分。

初対面同士ということもあって、話題があちこちに飛んでいましたが(苦笑)色んな国の色んな行事にまつわる料理や習慣が聞けて面白かったです。

デザートのケーキを食べ終わる頃には、窓の外が真っ暗に。教会の鐘の音と共に、卵の黄身のような山吹色の月が、空を昇っていきます。

次回は12月なので、それぞれの国のホリデーディッシュを持ち寄ることになりました。日本の場合、クリスマス料理はあってないようなものなので、お正月料理から選んでみようと思っています。小説の中に出てくる料理をピックアップするのも面白そうですよね。

お腹も心も満足、満足。

ごちそうさまでした

◆Ottolenghi>> http://www.ottolenghi.co.uk/

◆オンラインレシピはこちらから>>http://www.ottolenghi.co.uk/blog/category/recipes

Grilled Fish

土曜日, 11月 12th, 2011

学校の最寄り駅 Fehrbelliner Platz には、毎週火曜と木曜に、フードマーケットがたちます。その中で、私のお気に入りはトルコ料理の屋台と魚のグリル屋さん。

このおばちゃんがまたいい笑顔するんだ〜

魚を網にはさんで、炭火焼きみたいにしています。注目すべきは、網まで魚の形をしているところ!かわいい・・・

ジュージューと香ばしい香りが漂ってきます

魚は3種類から選びます。サーモンとサバはわかるのですが、もう一つの魚がなんなのかよくわからない。辞書で調べようにも、ドイツ語の名前が長くて覚えられない!(苦笑)付け合わせにジャガイモかパンを選びます。ジャガイモは、タマネギとベーコンと一緒に炒めてあって、これがまた美味しいのです。寒空の下だと、不思議とじゃがいもが食べたくなるんですよね。手前の白いソースは、さっぱりしたヨーグルトソース。生のタマネギ(甘い〜)とヨーグルトソースを絡めて、魚とジャガイモ一緒に食べると、もうそれはそれは幸せなハーモニーです。レモンを絞ってさっぱり食べてもとても美味しい。この量で約500円です。

なんの魚かよくわかってないけど、一番美味しそうな見た目だったので。予想通り、とても美味しかったです。

肩寄せ合ってランチ♪

友人が食べているのは、じゃがいものグリル。このジャガイモがどれだけ大きいか、写真からわかるでしょうか?

私は、カレーに入っているジャガイモがあまり好きではない人。肉じゃがにいたっては、タマネギと糸こん命。”じゃがいも+ご飯”という組み合わせが好きじゃないだけかなぁ。ところが、ベルリンに来てからは、自らじゃがいもに歩み寄っています!じゃがいも自体が美味しいのもあるとは思うけど、この環境にいるとジャガイモを欲するようになっているのかもしれませんね。ドイツの食の代名詞『じゃがいも、ソーセージ、ビール』、是非とも現地で食べてほしいものです。ベルリンの場合は、それらにファラフェルとドナケバブ(トルコ料理)が加わってもおかしくないんじゃないかっていうくらい、トルコ料理は手軽にあちこちで食べられるメジャーな食べ物です。

でで〜〜〜〜〜ん!!

上にかかっているのは、細かく刻んだキュウリが入っているヨーグルトソースです。サワークリームよりさっぱりしていて、脂肪分が少ないけれど、まったり感はちょうどよいです。じゃがいもの甘さが強調される感じ。

他にも、パスタ屋台、中華屋台、コーヒー屋台、パン屋台、ケーキ屋台、バーガー屋台、トルコ屋台、ロシア屋台など、いろんな屋台があって毎回目移りしてしまいます。こちらは、釜焼きのピザ屋台。

注文すると、その場で釜で焼いてくれます。

ベルリンは、近年”食”ブームだそうです。こうして気軽に色んな国の食べ物が食べられるフードマーケットは、毎週きまった曜日に、市内のいくつかの広場でやっています。ベルリンの食事情については、今後少しずつご紹介していこうと思います。

果物パラダイス@トルコマーケット

日曜日, 10月 30th, 2011

先日、友人の住むクロイツベルク地区に行きました。クロイツベルクは、トルコ人をはじめ、たくさんの移民が住んでいるエリア。多国籍な雰囲気が、私の住むエリアにはないものなので、とても面白い。

そんなクロイツベルクは、最近家賃が高騰しているエリアです。壁の崩壊後、アーティストやライフスタイルに敏感な若者達は、旧西側から東側のミッテへ。ミッテの家賃が高騰すると、ミッテを少し北上したプレンツラウアーベルクへ。そして、彼らがプレンツラウアーベルクで家族を築くようになると、アーティストや若者たち、流行地点はミッテを南下したところにあるクロイツベルクへ。そして、今クロイツベルクではお店のOPENラッシュ。友人曰く、オーナーの個性が光るカフェやバーや小さなお店が毎週のようにOPENしているとのこと。それと同時に家賃も高騰し始めていて、これまであまり治安がよくないと言われていたノイケルンというエリアにも少しずつ流れていっているそうです。

20年前まで社会主義の元で生活していた東ベルリンの人々には『家賃』という概念がほとんどありませんでした。壁崩壊を機に急な発展を遂げたため、家賃が高騰。とはいうものの、日本の家賃に比べるとまだまだ安いのですが。一先進国の首都として、色んな意味で類い稀な歴史を歩んできた街なんだなぁと改めて思います。

クロイツベルクの大通りを1本入ると川や運河が流れていて、とても穏やかでのんびりした空気。

この運河沿いで、毎週水曜と金曜にトルコマーケットが開かれます。トルコ人のおじさんたちの威勢のよいかけ声が響き渡っていて、その喧噪はまるでトルコの市場にいるみたい。

トルコのパン屋さん

トルコのパンはむっちりふわふわしていて美味しい〜。ドイツのずっしりとしたパンも、もちろん美味しいのですが、時々むぎゅふわ系の食感のパンが食べたくなるのです。

奥の方に見える、少し黄色っぽいパン、わかりますか?”フェタチーズとほうれん草のパン”、塩っ気がちょうどよくて、むちむちふかふかしててとっても美味しかった!イスタンブールでは、右手前に見えるリング状のパンが路上でよく売られているのを見かけました。トルコのパン、好きです。

糸やボタン、布地屋さんもズラリと並んでいます。衣料品の生産世界2位のトルコならでは。

柿は1キロで約200円!試食もさせてもらえます。お買い上げ〜。

ざくろ

栗の季節ですね♪日本の栗とは違うだろうけど、栗ご飯作ってみようかな

大きなマンゴーは2つで1ユーロ。丸のまんまのパイナップルも2つで1ユーロ。朝食に果物は欠かせないので、マンゴー、”Satsuma”という名前の日本のみかん(カナダでは、”クリスマスオレンジ”と呼んでいました)、柿、トマト、茄子を買ってきました。お店のおじさんが最後にみかんをポンポンっとおまけで袋に入れてくれました!実は、いちじくが目的だったのですが、いちじくの季節が終わりに近づいているのか、もう置いているお店が少なくてスーパーで買うのとあまり変わらない値段だったので断念。

よく見極めないと、安くてもあまり新鮮そうではない野菜や果物もあるので、常連っぽい主婦らしき人達が群がってるお店を選ぶようにしています。コンポートやジャム用に大量の果物が欲しい時なんかは便利ですね。マーケット特有の活気の中での買い出しは、英語があまり通じないトルコ人のおじさん相手にドイツ語も練習できるので一石二鳥〜♪

 

Shokoladeの季節

木曜日, 10月 20th, 2011

 

Shöneberg(ショーネベルグ)というエリアの一角に、Winterfeldtplatz(ヴィンターフェルトプラッツ)という広場があり、その広場の向かいに、『Winterfeldt schokoladen』というチョコレートのセレクトショップがあります。日本ではあまり見かけませんが、こちらでは『チョコレート専門店』をよく見かけます。ちなみにドイツ語でチョコレートは、Shokolade(ショコラーデ)、複数形はShokoladen。

お店の壁全面の棚に世界中(主にヨーロッパ)のチョコレート。パッケージのデザインもとても綺麗で、ユニークなものからシンプルなものまであって、見ているとワクワクします。あぁ、チョコ好きのあの娘に送ってあげたい。

入り口と奥はカフェスペース。ちょっとした雑貨も置いてあり、2年前の旅行で小さなお土産を買ったお店でもあります。

寒い日にこんなカフェに入ってぬくぬくするのは至福の時

スーパーでもチョコレートの種類がとても豊富。お菓子売り場からチョコレートの棚は独立していて、1列が全てチョコレート。普通のミルクチョコレートだけでも、一体何種類のメーカーのものがあるの!?という感じ。Lindt、Milka、Cadbury 、Ritter Sportなどの世界的に有名なクラシカルなメーカーに加えて、数々のBIOブランド、各スーパーのプライベートブランド、よくわからない激安のチョコレートなど。各社の冬限定フレーバーも気になります。冬はなんとなくチョコレートが恋しくなる季節。ひとかけら口に入れるだけでふんわり幸せな気分になりますよね〜。

よく見かけるBIO(オーガニック)のチョコレートシリーズ

チョコホリックの私、この冬は色々な味を試してみたいと思います!

広場前の素敵な建物

壁公園で冬支度

月曜日, 10月 17th, 2011

我が家から歩いて10分程のところに、Mauerpark(=壁公園)という、ベルリンの壁が公園の敷地内を貫いている広大な公園があるのですが、そこで毎週日曜日に大規模なフリーマーケットが開かれています。

洋服、靴、アクセサリー、CDやレコード、食器、家具、アート、自転車、子供用品、生活雑貨など、本当にありとあらゆるものが所狭しと並んでいます。さらには色んな食べ物の屋台が出るのでフリーマーケットというよりちょっとしたフェスティバル。

この操り人形劇、おしゃれでチャーミング

今日は友人と一緒に足を運んでみました。私のお目当てはブーツ。現地調達を基本に荷造りをし、スーツケーツ一つで日本を発ったので、かさばるものは日本から持参してこなかったのです。でもだんだんと寒くなってきて、やっぱりブーツが必要に。リーズナブルでコンディションのいいブーツを探します。その前に腹ごしらえ〜。

Kurbis=カボチャ

なんとも美味しそうで思わず二人とも立ち止まってしまいました。”strudel”という、初めて食べる食べ物なのですが、辞書で調べてもよくわかりません・・・。友人はカボチャ、私は地中海風をチョイス。結果はというと、感動するほど美味しかった!見た目はラザニアに似てるけど、しいて言うなれば、クレープに具が巻かれている感じ。

デザート系も美味しそう♪ ヘーゼルナッツフィリングとチェリー入りカスタード。

釜で焼きたてピザも

 

友人は4ユーロのシンプルなジャケット、6ユーロのイヤリング、2ユーロの指輪、そして手編みのニット帽を購入。私も自分のサイズにぴったりのシンプルな黒いブーツを格安で購入することができました。フリーマーケットはリサイクルという意味でも価格という意味でも、とてもフレンドリー◎ 良い買い物をした後はなんとも清々しい気分です!

掘り出し物があるはず〜

自転車の試運転をする友人

フリーマーケットの後は、散歩がてらカスタニエン通りをてくてく。『Kauh Dich Glücklich』で休憩することにしました。

熱々のワッフルが大人気の『Kauh Dich Glücklich』

ワッフルやアイスクリームをほおばる子供で店内はいっぱい

フリマでゲットしたニット帽とストロベリーソース、キャンドルホルダーにネイル。  偶然だけど赤いアクセントが効いてるね

二人でシェアしてちょうどいい大きなワッフルですが、クリームとストロベリーソースを添えても、EUR3.2。ストロベリーソースはイチゴの実と酸味が残っていてフレッシュな味わい。ほのかにシナモンが香る優しい甘さのワッフルはもっちもちで、甘みなしのクリームは濃厚過ぎず、さっぱり過ぎず、ストロベリーソースとパーフェクトタッグ♥

友人はクラスメイトで、アイスランド人とフランス人のハーフ。ドイツ語のコースが始まった2週間前は、まだ誰も知らないので常にみんな一緒に団体行動を取っていたけれど、2週間経つとだんだん気の合う人がわかってきます。もちろんお互い英語で話をしますが、波が合う合わないっていうのは、言語よりも、フィーリングの方がずっと大事だと思います。価値観の共有はもちろんですが、ユーモアのセンスの共有も重要な要素。同じものを見て聞いて一緒に笑えるかどうかって私にとってはすごく大きい。国や言語、生まれ育った環境や今まで歩んできた人生が全く違くても、自然と引き寄せ合う人がどの国にも必ずいるものです。

「今はまだ自分の未来がよくわからなくても、積極的に動き続けて、頭に理想の自分のイメージを描き続けていれば、いつか全てが繋がって、然るべき場所にストンとしっくり収まる時が来るよね」とお互いそんな話。そして、色んな人に出会うことで、彼らが新しい扉を開けてくれるということも。現に、私はベルリンに来たことで今まで未知の世界だったアイスランドのことを彼女を通して知ることになり、彼女にとって、私は初めての日本人の友達となったのです。

これから出会うだろう人達、これから起こるだろう事を思うと、楽しみでぞくぞくします。

とても有意義な日曜の午後に心から感謝。

BIO, BIO, BIO!

木曜日, 10月 13th, 2011

ベルリンの街を歩いていると、いたるところで”BIO”(オーガニック)という文字を見かけます。普通のスーパーにもオーガニックコーナーが必ずあるし、オーガニックスーパーもあちこちにあり、普通のものとそんなに変わらない値段で気軽に買うことができます。オーガニックの方が食品のパッケージデザインも凝っているので、陳列棚を見るだけでも楽しいです。




毎週土曜日に、うちから歩いて10分程のところにあるKollwitzplatz(コルヴィッツプラッツ)という公園沿いの通りでビオマーケットが開かれています。オーガニックのパン屋、肉屋、ケーキ屋、コーヒースタンド、チーズ屋、八百屋、果物屋、フレッシュジューススタンド、ベビー用品、手作りの小物たちが並んでいます。

フレッシュジュース屋さん

果物を選ぶとその場でフレッシュジュースにしてくれます。「リンゴとキャロット」「ざくろとオレンジ」など、ミックスも可能!たったの1ユーロ(約100円)♪

チーズ屋さん

緑の下で、色とりどりの野菜や果物が並ぶ様子は、見ているだけで優しく豊かな気持ちになります。皆がのんびりと思い思いの食べ物をほおばって、週末の穏やかな時間を心から楽しんでいるよう。

 

対面なので、おまけしてくれたり、野菜や果物についてちょこっと教えてくれたりもします。

 

色々な果物を使った手作りジャム

 

ポルトガルからやってきたこんな雑貨達も見つけました。このシェービングクリームがなんともいい香り〜。

安心というのは美味しさの一つ。そして本当にそのどれもが美味しいのです。スーパーで売っている野菜より味が濃く感じるし、ケーキやパンも素朴ながら、素材の味がしっかりしていて美味しい。今はリンゴの季節なので、どこに行ってもリンゴを使ったお菓子が置いてあります。リンゴのケーキを一口食べた瞬間、あまりの美味しさにビックリ!ちなみにこちらのお菓子は、皆さんの想像よりもきっとずっと甘みはマイルドだと思います:)

10種類以上のリンゴが並んでいるので、どのリンゴが自分の好みか1つずつ買って試しています。

 

花も心なしかイキイキしているように見えます

 

ベルリンのシンボル「テレビ塔」を毛糸で編んだものまで!

週末になるとあちこちでマーケットが開かれているので、少しずつ紹介していきますね。

※先々週と先週の土曜に行ってきました。写真の中の人の服装がずいぶんと変わったのにお気づきでしょうか?1週間ほど前までは本当に暖かく、皆半袖だったのに、先週は突然本来の気温に。1週間で約10度も気温が下がりました。