Archive for the ‘アート/建築’ Category

だって冬だもの

土曜日, 11月 26th, 2011

ジュース達も、個性いっぱいの冬支度!いつものスーパーで、思わず”くすっ”。

 

 

 

夜の魔法

火曜日, 11月 8th, 2011

Displays in the shop windows at night make the elegant look more elegant, the sexy look more sexy, and the naive look more naive.

It’s the night magic, indeed.

I would enjoy this dress.

When you see their chandelier floating in the dark sky, It's about time for dinner...

And you realized that the party’s over on Monday morning.

Let's have another wonderful week!

Cloud Cities

日曜日, 10月 16th, 2011

先日、フラットメイトと彼女の親友と、Hamburger BahnhofにあるMuseum für Gegenwart  (ハンブルグ駅現代美術館)へ行ってきました。元ハンブルグ行きの駅舎が今はヨーロッパ屈指の現代美術館になっています。

私たちが見たかったのは、現在エキシビションホールで会期中の『CLOUD CITIES』というTomas Saracenoによる大規模なインスタレーション。さすが元駅舎、天井がどこまでも高く、広々とした会場に浮かぶ作品は圧巻です。

ビーチボールのようなテキスチャー

大きな大きなビーチボールの中に、入ることができるのです!子供がお母さんやお父さんと一緒に長蛇の列を作って順番を待っていました。下からその様子を見ると、まるで水の中に浮かんでいるよう。子供は大はしゃぎです♪

日本では、美術館というと「しーーーっ!静かにしなさい」という雰囲気で子供連れで行くのはなかなか難しいかもしれませんが、この美術館は週末だったこともあって、子供がたくさん走り回っていました。もちろん展示内容や美術館にもよりますが、ヨーロッパにおいて、アートやミュージアムは子供の頃からもっとずっと身近な存在で、「遊び」や「FUN(楽しさ)」とリンクしているように思います。海外で、遊び心を上手にデザインに融合させたものが多いのはそんな理由も少しはあるんじゃないかなぁ。そういう文化だと言ってしまえばそれまでですが。
日本は”美術、アート、美術館”というだけで、なんとなく肩に力が入って、構えがちなところがあるけれど、もっと敷居を低くして、たくさんの人が気軽に触れられるようにすればいいのになぁとつくづく思います。

ちなみに私がこれまで行った中のベスト・オブ・ミュージアムを選ぶとするなら、デンマークはコペンハーゲンの近郊に位置するルイジアナという町にあるルイジアナ美術館です。あの美術館は、子供を連れてまた絶対に行きたい場所の一つ。

フラットメイトと彼女の親友と

私たちも巨大バルーンの中に入ってみました。中は温室のように暖かいです。常にチューブで空気が送り込まれていますが、空気が必要以上に漏れないようにドアが2重になっていて、ドアを一つずつ慎重に開けて入ります。不思議な空間でした。参加型のインスタレーションは大人にとっても楽しいですね。

展示会場からの夕空

ミュージアムショップには書籍類が充実しています。たまたま手に取った本の、たまたま開いたページに、私の高校時代の友人の作品が紹介されていました!なんという偶然!!とても嬉しかった!!

飯田竜太ー ベルリンで彼の紹介をできないかと模索中

今回は、『Cloud Cities』しか見る時間がなかったので、また今度ゆっくり常設展示も見に行きたいと思います。

 

◆ハンブルグ駅現代美術館

http://www.hamburgerbahnhof.de/exhibition.php?lang=en

◆ルイジアナ美術館 (デンマーク)

http://www.louisiana.dk/dk/Service+Menu+Right/English

◆飯田竜太

http://ryuta-iida.com/

トイレットペーパーとジュエリー

土曜日, 10月 15th, 2011

家の近くに、”KulturBrauerei”と呼ばれる施設があります。

日本語に訳すと、”カルチャー醸造所”。もともとは、1842年に始動し、ベルリンにおけるビール製造の要を担っていたビール工場。煉瓦造りの趣きある建物自体はそのままにカルチャー発信の場として今は再利用され、映画館やパブ、フォトスタジオなどがテナントとして入っています。そして、その中の一つの建物は『REWE』という大きなチェーンスーパーです。

大手チェーンスーパー『REWE(レヴェ)』

夕飯の買い出しついでにトイレットペーパーを補充するため(今回は私が買う番)『REWE』へ。

その帰り道に面白いギャラリーが目に止まりました。ジュエリーが壁に展示されていて、どうやら販売もしているようです。

ペインティングのギャラリーとつながっていて、中に入るとドイツ人の男性が奥で作業をしていました。ジュエリーの方のギャラリーを見せてほしいと言うと、「そっちは彼女のギャラリーだから今呼んでくるよ!」と。2、3分もしないうちに彼女が現れ、作品について説明をしてくれました。

 

本物のお札を使ったネックレスやブローチがあったので、そのコンセプトを聞いてみると 、”昔はジュエリーが貨幣代わりだったでしょ?”って。

様々な国の、価値の違うお札を折ってつなぎ合わせて一つのネックレスにすることで、世界の経済が繋がっていることを表しているそうです。お札を折って作られた繊細な形の鳥や蝶、複雑に折り重ねて作られたバングル、さらにはクレジットカードを細く細く切って輪っかにしたものを繋げてチェーンにしているものも。説明を聞いてから、顔を近づけて見てみると、Mastercardの”Mas”の部分がなんとなくわかりました。

◆Banknote Jewellery:http://tinederuysser.com/Site/Banknote_Jewellery.html

◆1分でできる紙の器:http://tinederuysser.com/Site/Previous_work.html#12

◆Folding:http://tinederuysser.com/Site/Folding.html

聖書の1ページを丸めたものを紙でできた糸に通して、真珠のネックレスのようにしているものもありました。1つの球が1ページだそう。ネックレスの糸に小さなコブがたくさんついていて、例えば聖書の5章内のページを丸めたものは、上から5個目のコブにくるようになっているなど、細かい部分にもこだわりが!さらに、そのページに書いてあることを1つの言葉に表現して、ネックレスを入れる箱に記しているのも素敵。

私たちが話をしていると、かわいい女の子がちょっかいを出してきました。娘さんだそうです。彼がペイントした女の子の絵の前でパチり。

お父さんが写真家だからカメラを向けられるのは慣れっ子なんだって。

予期せぬところで、思わぬ刺激を受けました。ギャラリーを出て、ふと我に返ると手にはトイレットペーパー(10ロール入り)。あーあ、生活感、丸出し!!

 

**GHYCZY Studio/Gallery : Knaackstrasse 96, 10435 Berlin