Archive for the ‘未分類’ Category
白い朝
火曜日, 2月 7th, 2012本屋の地下で・・・
日曜日, 1月 29th, 2012クロイツベルク地区にある英語の古本屋『Another Country』。内装にも味のある、素敵な場所です。そんな本屋さんに、金曜の夜9時になると、ちらりほらりと人が集まってきます。さて、一体なんのためでしょう?
・・・正解は、ディナーです。
入り口で5ユーロを払うと1枚大きなプレートを手渡されます。ここで、さらに5ユーロを渡すと、色んな種類が揃うワインの中からボトルを1本選ぶこともできます。地下につながる階段をくだると、そこには手作りディナーのビュッフェが用意されているのです!パンもチーズももちろん食べ放題。メニューは毎週違います。友達の家に遊びに来たかのようなアットホームな雰囲気。一人で行っても誰かしらいるでしょう〜、という感じで、みんなラフに集まってテーブルを共にしたりします。私は友人と一緒に行ったのですが、彼らの友人も約束はしていなかったけどちょうど来ていたので大きなテーブルで一緒に食べました。
10時になると、英語の映画上映が始まります。といっても、みんなまだご飯の途中なのでアナウンスしてもらっても動く人は少なかったです。ディナーだけでなく、毎週”Game night”というのもありますよ。
本屋の地下で食事・・・さすがベルリン、なんでもありですね!
◆Another Country >> http://www.anothercountry.de/
感謝の2011年
土曜日, 12月 31st, 2011天使がやってきた
月曜日, 12月 19th, 2011先週、主人がベルリンにやってきました。(=miso氏)
先月末に誕生日を迎えた私にプレゼントを持ってきてくれたのですが、これにまつわる話がとても素敵で鳥肌が立ちました。まずはこちらをご参照下さい→『奇跡の話〜天使〜』この話を聞いて、すごいなぁ、こんなことが起こるんだなぁと驚き、人との巡り合わせの不思議さと力強さを感じていました。
箱を開けると、どこかで見覚えのある彫刻。そう、洋司さんの天使。この作品についての背景を知っていることで、私にとってとても意味あるものに見え、見えない力を持っているような気がしました。miso氏のブログ記事を読んでくださった方には、すでにこの天使に出会うまでの道のりがかなり奇跡的だったことだとおわかりなっていただけたと思います。でも、この奇跡にはさらに続きがあったのです。
川添洋司さんの個展で、主人はその巡り合わせの感動に心を動かされ、ある1体の天使に惹かれて、私へのプレゼントにすることを決めたそうです。すると、洋司さんはこの作品をきちんと手渡したいとおっしゃってくださり、後日主人は洋司さんのお宅にお邪魔させていただくことになりました。夕食をごちそうになっている時に、洋司さんが「ところで、なんでこの作品を購入したの?」と主人に尋ねたので、「ベルリンにいる妻に届けようと思いまして」と答えました。すると、洋司さんが「えーーー!!!!!」と驚きます。(洋司さんは私がベルリンにいることはご存知です)「実は、この天使は”ベルリン天使の詩”という映画にインスピレーションを受けて作ったんだよ!そして、この天使がきっかけになって、天使を作り始めて、今回の天使展を開くことになったんだよ」と興奮して説明してくださったそうです。主人はこの偶然の重なりに、ビックリを通り越して、こわくなったと言います。主人が手にとった天使が、偶然にも、洋司さんの天使シリーズ最初の作品でした。
私の元にやってきた天使は、こうしてみんなの想いをのせて、みんなを取り巻くご縁を巡って、誕生のきっかけとなったベルリンの街に舞い戻ってきたというわけです。
人との出会いはまさに一期一会。その言葉は茶の湯に由来していて、”茶会に臨む時は、その機会を一生に一度のものと心得、一瞬一瞬を大切にし、互いに誠意をもってもてなしましょう”というもの。そんな姿勢を心がけている人のもとに、天使は人とのご縁というお金では買えない宝をもたらしてくれるのかもしれません。窓辺から、天使が私のベルリンでの模索の日々を見守ってくれているのならば、よりいっそう背筋を伸ばし、私もそういう人でありたいと思うのです。今の幸せは、これまでの出会いや周りの人との繋がりがあってこそのものだということを、改めて感じさせてくれました。
これはきっと運命。待ちに待った30代の幕開けにふさわしいインパクトをもたらしてくれました。
天使を日本から運んできてくれた主人に、心から感謝です。
ロマンチックカウボーイ
土曜日, 12月 10th, 2011Milk Tea Sky
火曜日, 12月 6th, 2011雨があがったので用事を済ませに外に出ると、こんな空。雨雲がまだ去りきってなくて2層になってる。
子供の頃、好きなパスタ屋さんがありました。そのパスタ屋さんに行くと必ずみんな頼むのがミルクティ。母が『ここのミルクティが美味しいんだよ』と頼んでくれて、初めて飲んだ時は衝撃が走ったほど(笑)上に牛乳、下が紅茶という層になったミルクティは、ぽってりとした青いグラスに入っていました。子供だった私は、なんで牛乳と紅茶が混ざらずに2層になっているのか、不思議で不思議で不思議でたまらず、その2つが混ざらないように飲もうと、いつも口をすぼませて慎重にすすっていたのを覚えています。紅茶の糖度を高くしているからって今ならわかるけど、あの頃は、青いグラスに入ったその飲み物が特別なものに思えて仕方がなかったなぁ。
大好きだったあのミルクティを思い出す空でした。
カリンバ・ガールと以心伝心
月曜日, 12月 5th, 2011家の近くを散歩していた時に、あるカフェの前で目に入ったポスター。ベルリンは毎日どこかで何かが起こっていて、街中のポスター、駅のプラットフォームに貼られたポスター、お店に置いてあるDMなどは良い情報源。ポスターとカフェの雰囲気が良さげだったので、夕飯を食べた後にフラリとこのポスターのライブに行ってみました。
ライブは無料だし、カフェで飲み物すら頼まない人もいるみたいだったけど、途中でカゴがまわってきてドネーションという形でアーティストに敬意を払います。でも実際カゴの中は2EURのコインばかりで5EURのお札がかろうじてちらほらという感じ。みんなどこまでお金使わない主義なんだ?!
今回のライブのメインはオーストラリア出身の女性シンガーソングライター Coby Grantだったのだけど、彼女の前座としてパフォーマンスをしたPhiaという同じくオーストラリアのメルボルン出身の女の子がとても素敵でした。カリンバというアフリカの楽器を手に持って演奏しながら、足下ではループマシンのペダルを操り、自分の声やカリンバの演奏、手拍子、口で作る音を、絶妙にループさせ、その音をバックグランドに歌を歌うのです。すごくクリエイティブで聞き入るというより見入っちゃう。彼女の曲はCDより断然ライブの方がおすすめですね!声も曲も可愛かった。
ワールドワイドにCDをリリースしているCobyの歌声は芯があってぶれなくて、伸びやかだし、ステージトークも慣れた感じなので、経験の差は明らかだったけど、個人的にはPhiaの方が断然好み。彼女が7月にメルボルンからベルリンに引っ越してくる直前に作ったという曲は、歌詞が自分が日本を出る時の気持ちになんとなく似ていて共感できました。
◆Phiaの演奏している様子はYoutubeで見られます。足下が映っていないのでループのペダルを踏んでるのがわからないけれど、雰囲気は伝わるかなぁ?
http://www.youtube.com/watch?
http://www.youtube.com/watch?
・・・ちょっと面白い裏話。たまにこのブログに登場してくる友人アスタが、先週別の友達と見に行ったライブが良くて、私がきっと気に入ると思うから今度一緒に行きたいと言っていました。私は私で、Phiaのライブを見ながらアスタのことを思い浮かべ、きっとアスタはこのライブを気に入るだろうと思って、彼女にPhiaのライブのことをメールをしました。そしたらなんと、アスタが私を連れていきたいと言っていたのはまさにPhiaのライブのことだったのです!なんという偶然!ベルリンでは毎日そこらじゅうでライブがあるのに、どんぴしゃで同じアーティストを見ながらお互いがお互いのことを思い浮かべていたなんて。なんだか嬉しい以心伝心なのでした:)
前がちゃんと見えるように
日曜日, 12月 4th, 2011髪をバッサリ切りました。
”バッサリ”といっても、すでにショートだったのだけど、耳を出して前髪は1cmくらいのベリーショート。冬は首まわりがモコモコする格好が多いから、顔周りをスッキリさせたいと、お願いしました。
日本人のミユキさんという素敵な方がご自宅の一室をサロンにしていらっしゃいます。とてもピースフルな空間。なかなか日本語を使う機会がないので、落ち着いた相づちをしてくださるミユキさんを相手に、ここぞとばかりしゃべり倒してしまいました。聞き上手な方を見習いたいものです。やっぱり、日本人同士の独特の”間”って心地良い。
ここのところ、小さなことだけどストレスフルな出来事が重なっていたので、ちょっと凹み気味でした。髪を切って気分転換、そしてミユキさんとお話をして、少しの時間にたくさんパワーをいただきました。感謝、感謝です。
手仕事
土曜日, 11月 5th, 2011今日はぐっと気温が下がり、急に空気がシャープになりました。
冬は、ぬくぬくとした室内で手を動かすのが楽しい季節ですね。私は、編み物は好きでこれまでも手作りニットを楽しんでいたのですが、今回は初めてかぎ編みに挑戦です。アイスランド/フランス人の友人アスタがいつも色んなスタイルのストールを巻いていて素敵だなぁと思っていたら、どれも自分で作ったものだと聞いてビックリ。お母さんから習ったそうです。ということで、早速一緒に毛糸を買いに行き、基本のパターンを教えてもらいました。
初めての鍵編みは、慣れるまでは変なところに力が入ってしまって指がつりそうになったけど、アスタの忍耐強い教えのおかげで(苦笑)なんとかぎこちなくもできるようになりました。そして一度自分のものにしてしまえばもうこっちのもの!
何も考えず、もくもくと手を動かしていると、ふと我に返った時にはだいぶ進んでいます。素敵なスカーフやマフラーは、星の数ほど売っているけど、完成までの過程の楽しさはお金では買えません。プライスレスなJOY!それに、手を動かすことは、まるでセラピーみたいに心を穏やかにする効果があるような気がします。完成が楽しみ♪
手作りといえば、私の親友は手作り名人。素敵なハッピーアイテムが次々と生まれています。
辛いことがあっても、凹むことがあっても、結局最後にはいつも大笑いして、いろーんなことを乗り越えてきた彼女と私。どこにいても、どんなに離れていても、彼女の手作りの小物たちは私を元気づけてくれるのです。手作りのものには、そんな見えないパワーがありますね。心強く、ありがたき存在です。