Archive for the ‘音楽’ Category

『Das Hotel』

土曜日, 12月 10th, 2011

『Das Hotel』 (= The Hotel) はクロイツベルクにあるバー/ビストロ。先週末、アスタとお茶していたら『今からホテル行こう!』と言うので、へ!?って(笑)

私はお酒に強くないけれど、バーは好きです。クラブは好きじゃないです。お酒好きではなくても雰囲気を楽しめるバーがベルリンにはたくさんあります。コーヒーを飲んでる人もいるし。意気込んで飾っているわけではなく、程よく力が抜けてる感じが居心地良くて、ついつい長居してしまう。『Das Hotel』もその一つ。古い建物はそれだけで味がありますよね。

キャンドルの揺れる灯がrelaxing

Asta

ガールズトークで盛り上がっていると、楽器を抱えた男性が2人入ってきました。どうやら生演奏が始まるようです。時々ライブがあるそうで、それを知らず衝動的にやってきた私たちはとてもラッキーな気分に♪

コントラバスの彼が目を引くのですが、実は隣のギターのおじさんの声がとても素敵でした

アメリカ人の彼らによるジャズライブ。他のお客さんは、音楽をバックグラウンドにしながらおしゃべりを続けていたけど、私たちは彼らに釘付けでした。生演奏をBGMにするには、私たちはまだまだヒヨっ子のベルリナーです。

ビール1杯のお代、2.5EURでジャズの生演奏まで楽しんでしまいました。帰り際、おじさんにそっと2EURコインを手渡したら、満面の笑みで”Thank you”をくれました。日本だったら、200円をもらってそんなに無邪気な笑顔を返してくれるミュージシャンって少ないんだろうなぁ。素敵なバーで、素敵な友と、素敵な音楽、そして素敵な笑顔。良い夜を作ってくれて、ありがとう。

カリンバ・ガールと以心伝心

月曜日, 12月 5th, 2011

家の近くを散歩していた時に、あるカフェの前で目に入ったポスター。ベルリンは毎日どこかで何かが起こっていて、街中のポスター、駅のプラットフォームに貼られたポスター、お店に置いてあるDMなどは良い情報源。ポスターとカフェの雰囲気が良さげだったので、夕飯を食べた後にフラリとこのポスターのライブに行ってみました。

ライブは無料だし、カフェで飲み物すら頼まない人もいるみたいだったけど、途中でカゴがまわってきてドネーションという形でアーティストに敬意を払います。でも実際カゴの中は2EURのコインばかりで5EURのお札がかろうじてちらほらという感じ。みんなどこまでお金使わない主義なんだ?!

Teeを飲みながらライブが始まるのを待ちます・・・

今回のライブのメインはオーストラリア出身の女性シンガーソングライター Coby Grantだったのだけど、彼女の前座としてパフォーマンスをしたPhiaという同じくオーストラリアのメルボルン出身の女の子がとても素敵でした。カリンバというアフリカの楽器を手に持って演奏しながら、足下ではループマシンのペダルを操り、自分の声やカリンバの演奏、手拍子、口で作る音を、絶妙にループさせ、その音をバックグランドに歌を歌うのです。すごくクリエイティブで聞き入るというより見入っちゃう。彼女の曲はCDより断然ライブの方がおすすめですね!声も曲も可愛かった。

右手に持っているのがカリンバ

ワールドワイドにCDをリリースしているCobyの歌声は芯があってぶれなくて、伸びやかだし、ステージトークも慣れた感じなので、経験の差は明らかだったけど、個人的にはPhiaの方が断然好み。彼女が7月にメルボルンからベルリンに引っ越してくる直前に作ったという曲は、歌詞が自分が日本を出る時の気持ちになんとなく似ていて共感できました。

◆Phiaの演奏している様子はYoutubeで見られます。足下が映っていないのでループのペダルを踏んでるのがわからないけれど、雰囲気は伝わるかなぁ?

http://www.youtube.com/watch?v=Ra-QK5cobEM

http://www.youtube.com/watch?v=-olTq0bTn5I&feature=related(アコースティックバージョン)

・・・ちょっと面白い裏話。たまにこのブログに登場してくる友人アスタが、先週別の友達と見に行ったライブが良くて、私がきっと気に入ると思うから今度一緒に行きたいと言っていました。私は私で、Phiaのライブを見ながらアスタのことを思い浮かべ、きっとアスタはこのライブを気に入るだろうと思って、彼女にPhiaのライブのことをメールをしました。そしたらなんと、アスタが私を連れていきたいと言っていたのはまさにPhiaのライブのことだったのです!なんという偶然!ベルリンでは毎日そこらじゅうでライブがあるのに、どんぴしゃで同じアーティストを見ながらお互いがお互いのことを思い浮かべていたなんて。なんだか嬉しい以心伝心なのでした:)