Archive for 7月, 2011

CAFE

月曜日, 7月 25th, 2011

まー旅に出ると、職業柄かお店が気になって
気になって、、、特に地元の人に愛されているお店など
は実際そこに自分も身をおいてるみることがすごく勉強になります。
そこには、愛される秘訣がいっぱいあります。
ここで、misoが思うそんなお店の条件 in Helsinki CAFE版。

料理を盛りつけるカトラリーから空間まですべてがそのお店を作り上げる要素です。メニューだって、お店の重要な内装のひとつです。

小さいものは、かわいく見せます。(これは、少数意見か、、?)

目線のやり場(見せ場)があるというのも居心地のいいお店の条件です。

人の手が感じられるものがあると空間がやわらかくなります。

遊び心も大切です。

別に家具だって綺麗に揃ってる必要はないです。オーナーさんが好きなものでいいんです。

なんて、、かなりmiso的偏見ですし、まだまだいっぱいいいお店の
秘訣はありますが、、
僕は、オーナーさんの個性やこだわりが見えるかどうかが鍵だと思ってます。
なかなか難しいですが、、

SUPERMARKET

木曜日, 7月 21st, 2011

旅の醍醐味のひとつは、
その土地の料理を食べることですよね。
特に、お国柄と個性が出るのが
現地のスーパーマーケット。
食材やパッケージのデザイン、はたまた陳列の仕方から
その国の人たちの生活や好みなどが見えてきます。









メレンゲのお菓子を見ると、海外を感じます。
寿司を見ると日本を感じるような、、?

見たこともないフルーツにも出会います。
レッドバナナって??


画期的ですね!土に植えている状態で販売。鮮度100%。


ナイス道具!ポテトスコップ。
ヘルシンキのポテトが小さくて甘くておいしかった、、

山鉾巡行

日曜日, 7月 17th, 2011

木のしなる音。
人が引っ張る、人が回す。

複雑なシステムで可動する機械もすごいな
と思いますが、
アナログな人の力にも心動かされます。

1000年前もこの土地で、この時期に、この人達の先祖によって
同じ事が行われていたと思うと、、

魂が宿っているように思います。

door

金曜日, 7月 15th, 2011

建物や空間を設計する際に、
重要なモノにドアがあります。
その空間に入る人がまず目にするモノ。
触るモノ。外部と内部をつなぐモノ。

ヘルシンキで見かけた素敵なドア。
ドアはその中に何があるのか期待させる事ができる
不思議なモノだと思います。
旅先でも、そんなドアが気になります、、、

京都の夏

火曜日, 7月 12th, 2011

うだるように暑いですね、、
いよいよ夏ですね。
京都で夏が始まったな、、といえば
祇園祭り。
街中で行われる32基の山鉾の組み立て。
職人の手際の良さと炎天下の下での男衆の
働く姿、、、かっこよすぎます。
釘一本も使わずに組み上がっていく様子は圧巻です。



近代と古代が混ざり合った不思議な光景、、、
時間の流れを感じます。

TASTE

月曜日, 7月 11th, 2011

第2弾は、ふと見かける街のサインだったり
グラフィックだったり、、
そうゆう細かい所に、その街で生活する人たちの
センスやこだわりを感じます。

ヨーロッパは、特に”味のある”ものが多いです。
計算され尽くして、高価な材料を使って、
どうだ!!!ってデザインもスゴいなって思いますが、
どちらかというと、
作り手の気持ちがいっぱい詰まってて
どこか少し力が抜けてるような意図してるのか?
してないのか?わからないようなデザインが好きです。
デザインしすぎず、しなさすぎず。
うまーく崩した感じ。これ難しいんですよね、、

わかりますかね、、ゆわんとするニュアンス。
心の中で、くすっと笑わされる瞬間が自分の中での
好きだな、、と思う瞬間です。

街編

金曜日, 7月 8th, 2011

まず第1弾は、”街”です。
フィンランドの首都であるヘルシンキは、
小さな街でありながらカルチャーがあり、緑があり、港があり
とぎゅっと楽しさを凝縮したような街です。
ほとんど主要な箇所は、歩いて回りながら郊外などには
トラムなどを利用します。
夏日でも25度前後で、湿気がないので
からっと涼しく、本当に気候のよい住みやすい美しい街です。

街の象徴である、ヘルシンキ大聖堂。
青空と白のコントラストが、素晴らしい。
1800年代にネオ・クラシック様式に改装されたので
教会独特の古めかしい重厚感はなく、シンプルな形状構成と
装飾でドイツなどのゴシック様式とは違い、
何か北欧デザインを感じます。


ヘルシンキの人たちが愛する色は、グリーンです。
至る所に緑色が使われています。
自然を愛する彼らにとってのマインドカラー的なところでしょうか。
もちろんトラムも緑ベース。
街路樹ともうまく調和されます。

街の中でも緑が本当に綺麗。
自由に芝生で寝っ転がったり、日光浴したりと
人々の憩いの場です。

港のマーケットは、ヘルシンキの醍醐味のひとつ。
なかなか画期的で効率のよい販売形式。かわいいです。

マーケットとよばれる、カラーリングのかわいさって
何なんですかね、、、意図して出せない、色々なものが混ざり合った
絶妙の雰囲気が大好きです。

次回へ続く、、、

Finland

金曜日, 7月 1st, 2011

ヘルシンキ駅を列車が発車して10分もすれば、深い森に包まれる。
6万の大小の湖と国土の大半が森であり、国の人口は東京都の人口にも及ばない
フィンランド。
現在、朝の6時半すぎ。列車は静かに、深い森を北へ北へと向かっている。
白夜明けの早朝は、深夜の濃藍色の空から、
薄い青紫へと変わっていく。
そんな夕焼けなのか朝焼けなのかわからない
空がこの国の首都ヘルシンキの夏の朝。

東山魁夷が著書『白夜の旅』でこの風景を、
”やさしくて寂しい景色”と例えた夏のフィンランドの景色。
途中、列車は湖の上を走るように湖の両岸に掛けられた木製の橋を
シャッターチャンスといわんばかりにゆっくりとスピードを落とす。
深い森。深い色。冴えてはいるが、穏やかな光。
朝靄の中、ひたすら北へ北へ向かっている。

そうなんです、フィンランドはヘルシンキを巡る旅に出てきました。
久しぶりの北欧に、もうそれはそれは伝えたい事がいっぱいですが
ぐっとダイジェストにして、シリーズ別に紹介していけたらと思います。
何よりも人が素晴らしく優しかったフィンランド。
自然と生きること。その土地に合ったデザイン。ゆっくりだけど
シンプルで合理的な考えをもった生活。
すべてが勉強になりました。
では、ではmisoが綴るフィンランド紀行の始まりです。