国立京都国際会館
月曜日, 3月 11th, 2013なんだか最近、シンプルなフォルムで細いラインの建築より、
ずしんと素材感のあるボリュームのある建築に惹かれます。
その時代でこそ実現できた建築には、欧米の教会や
大聖堂、日本の寺社仏閣と同じオーラが宿ってるように思います。
作り手の想いや願いが痛いほどに伝わってくる重厚感のある
建築には、張りぼてな建造物にはない、独特の空間の重力が
あると思います。
その空間に踏み入れた瞬間に体の芯から溢れてくるため息。
息をのむ瞬間を与えてくれる建築を久しぶりに体験しました。
素晴らしい空間に出会った時、すごく幸せな気持ちになります。
山の斜面を表現したエントランスアプローチ。谷底を歩いているような感覚。
国連会議が開かれる大空間。天井のオブジェは、夜の雲と地球を表現。
鉄のレリーフのカーテン。すごく重量感があって、空間をしっかり間仕切る力あり。