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Color Paper Table
土曜日, 11月 9th, 2013手間
木曜日, 7月 4th, 2013現場進行中の岡山のパン屋さんの施主家族と一緒に、
飛騨高山にある有名なパン屋さんへ視察を兼ねて一緒に行ってきました。
その帰り道に茅葺き屋根集落で有名な白川郷にも行ってきました。
写真などで見るよりも実際の建物はすごく大きく感じられて、
温かみのある素晴らしい建築でした。
そしてそこで生活が営まれているのがすごい事だなと思いました。
茅葺き屋根の家の一番好きなところは、
修繕工事や建て替えに村人みんなが集まってひとつの家を
みんなで作り上げることです。茅葺き屋根の家が温かみを感じるのは、
木組の構造や、茅の屋根の素材感だけではなく、
人の手と想いが詰まってるからだと思います。
場所は変わって、その岡山のパン屋さんの現場。
できることはなるべく自分達でと、施主や友人達やいろいろな人が集まって、
現在工事進行中です。
床の仕上げ工事や大きなカウンターをレンガで積んで組んでみたり、
もちろん塗装などもみんなで集まって行ってます。
もちろんプロのような完成度ではないですが、
茅葺き屋根のような温かみのある空間になればと願っています。
施主の人柄でたくさんの人が集まって作り出す空間は、
人の手がいっぱい詰まっている空間です。
僕は、そのような空間を”手間”と呼ぶようにしています。
人の手がかかればかかるほど、温かみのある”手間”がかかった空間
が生まれると思います。
お金をたくさんかけたからって、絶対いいお店ができるとは限りません。
案外、予算がない中でみんなで集まって、あーでもない、こーでもないと
試行錯誤しながら手間をかける方がいいお店ができたりすると思います。
お金をかけずに、手間をかける!
きっと、温かい素晴らしいお店になると思います。
楽空間
火曜日, 7月 2nd, 2013Paper Table in Paris
土曜日, 6月 8th, 2013マテリアライジング展
木曜日, 5月 30th, 20136月8日より東京藝術大学美術館陳列館で開催される「マテリアライジング展」
現在岡山市内に計画中のベーカリー「aozora」に設置する陳列棚の
モックアップとその設計プロセスを展示させていただきます。
「Equilibrium Shelf(均衡する棚)」という我々の出展作品は
グラフ描画アルゴリズムを基に、力学モデルを用いた
ネットワークシステムを使って設計している作品の一つで、
今年の7月には完成予定です。
広島の指物師、さしものかぐたかはしさんに設計協力•制作を依頼し、
日本の伝統的な手仕事、指物とデジタル技術を融合させることにより、
本来日本の家具が持っていた家具の可変性を拡張させ、
様々な関係性の中で変化する空間を目指しています。
他の出展者も建築•デザインの領域を横断して活躍される方々ばかりで、
こういう機会に我々の作品を展示させていただくは
本当に幸運だと感じております。
全体としても非常に興味深い展示になっていますので、
展示期間中近くに来られる際には、是非お越し下さい
Kyoto Green
月曜日, 5月 13th, 2013Singapore Colors
土曜日, 5月 11th, 2013国立京都国際会館
月曜日, 3月 11th, 2013なんだか最近、シンプルなフォルムで細いラインの建築より、
ずしんと素材感のあるボリュームのある建築に惹かれます。
その時代でこそ実現できた建築には、欧米の教会や
大聖堂、日本の寺社仏閣と同じオーラが宿ってるように思います。
作り手の想いや願いが痛いほどに伝わってくる重厚感のある
建築には、張りぼてな建造物にはない、独特の空間の重力が
あると思います。
その空間に踏み入れた瞬間に体の芯から溢れてくるため息。
息をのむ瞬間を与えてくれる建築を久しぶりに体験しました。
素晴らしい空間に出会った時、すごく幸せな気持ちになります。
山の斜面を表現したエントランスアプローチ。谷底を歩いているような感覚。
国連会議が開かれる大空間。天井のオブジェは、夜の雲と地球を表現。
鉄のレリーフのカーテン。すごく重量感があって、空間をしっかり間仕切る力あり。
たずさわる事
火曜日, 2月 5th, 2013新しい現場が始まります。
声も響いてしまうぐらい何もない現場に立って、
設計者ならある程度の完成形をイメージすることができるかもしれません。
でも施主さんにとっては不安ばかりがつのる空間だと思います。
そんな何もない、何もわからない所から、設計者に仕事をまかせることは
すごく勇気と信頼が必要だと思います。
僕が逆の立場なら??人生を懸けた大一番の時に、
重要なパートを他人にまかせることができるでしょうか??
設計にたずさわるということはその人の人生にたずさわることだと思っています。
設計が失敗すれば、お店が潰れ、その人の人生が潰れます。
だからこそすごく責任重大で、
だからこそすごくやりがいのある仕事だと思います。
何もない現場に入った時、これから出来上がるお店をイメージしながら
大きな信頼をいただいた事に感謝しながら、大きな覚悟を決めます。
”その人の人生にたずさわっていく事を”
さあ、新しい現場が始まります。
覚悟は決めました。