Cloud Cities

先日、フラットメイトと彼女の親友と、Hamburger BahnhofにあるMuseum für Gegenwart  (ハンブルグ駅現代美術館)へ行ってきました。元ハンブルグ行きの駅舎が今はヨーロッパ屈指の現代美術館になっています。

私たちが見たかったのは、現在エキシビションホールで会期中の『CLOUD CITIES』というTomas Saracenoによる大規模なインスタレーション。さすが元駅舎、天井がどこまでも高く、広々とした会場に浮かぶ作品は圧巻です。

ビーチボールのようなテキスチャー

大きな大きなビーチボールの中に、入ることができるのです!子供がお母さんやお父さんと一緒に長蛇の列を作って順番を待っていました。下からその様子を見ると、まるで水の中に浮かんでいるよう。子供は大はしゃぎです♪

日本では、美術館というと「しーーーっ!静かにしなさい」という雰囲気で子供連れで行くのはなかなか難しいかもしれませんが、この美術館は週末だったこともあって、子供がたくさん走り回っていました。もちろん展示内容や美術館にもよりますが、ヨーロッパにおいて、アートやミュージアムは子供の頃からもっとずっと身近な存在で、「遊び」や「FUN(楽しさ)」とリンクしているように思います。海外で、遊び心を上手にデザインに融合させたものが多いのはそんな理由も少しはあるんじゃないかなぁ。そういう文化だと言ってしまえばそれまでですが。
日本は”美術、アート、美術館”というだけで、なんとなく肩に力が入って、構えがちなところがあるけれど、もっと敷居を低くして、たくさんの人が気軽に触れられるようにすればいいのになぁとつくづく思います。

ちなみに私がこれまで行った中のベスト・オブ・ミュージアムを選ぶとするなら、デンマークはコペンハーゲンの近郊に位置するルイジアナという町にあるルイジアナ美術館です。あの美術館は、子供を連れてまた絶対に行きたい場所の一つ。

フラットメイトと彼女の親友と

私たちも巨大バルーンの中に入ってみました。中は温室のように暖かいです。常にチューブで空気が送り込まれていますが、空気が必要以上に漏れないようにドアが2重になっていて、ドアを一つずつ慎重に開けて入ります。不思議な空間でした。参加型のインスタレーションは大人にとっても楽しいですね。

展示会場からの夕空

ミュージアムショップには書籍類が充実しています。たまたま手に取った本の、たまたま開いたページに、私の高校時代の友人の作品が紹介されていました!なんという偶然!!とても嬉しかった!!

飯田竜太ー ベルリンで彼の紹介をできないかと模索中

今回は、『Cloud Cities』しか見る時間がなかったので、また今度ゆっくり常設展示も見に行きたいと思います。

 

◆ハンブルグ駅現代美術館

http://www.hamburgerbahnhof.de/exhibition.php?lang=en

◆ルイジアナ美術館 (デンマーク)

http://www.louisiana.dk/dk/Service+Menu+Right/English

◆飯田竜太

http://ryuta-iida.com/

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