”泡立て器”

ドイツ語のクラスに通い始めて、2週間が経ちました。少しずつ耳が慣れてきたとはいえ、英語がどこででも通じるベルリンでは、”よし、ドイツ語を使うぞ!”と意気込まないと、英語に甘えてなかなかドイツ語を使いません。それでもせっかくドイツにいるのだからと、授業で覚えたフレーズや単語を、家に帰ってフラットメイトと復習する日々。

今日のドイツ語のクラスにて、かわいらしい言葉の成り立ちを知りました。

『泡立て器』には、ドイツ語で3つの呼び方があるそうです。

1. der Quire

2. der Schneebesen

3. der Schaumschläger

ドイツ語の名詞は、文のどこに来ても必ず大文字から始まります。そして、名詞の前には必ず冠詞(女性形/男性形/中性形)がつきます。泡立て器は男性名詞なので、”der”という男性形の冠詞。

何に感動したかというと、泡立て器の言葉の成り立ちです。2.と3.の呼び方は、実は2つの言葉がくっついて”泡立て器”という意味になっています。

『Schneebesen』

Schnee=snow(雪)+ beset=bloom(ほうき)

雪のホウキ=泡立て器。

『Schaumschläger』

Shaum=foam(泡)+ schlager=punch/blow(パンチ)

泡をパンチする=泡立て器。(おしゃべりな人のこともこう呼ぶそう)

2つ以上の単語がくっついて1つの言葉が成り立っている単語が多いので面白いです。それにしても、”雪のほうき” で泡立て器だなんて詩的でおしゃれ〜。

授業中は、本当に必要なときだけしか英語で説明してくれないので、知恵熱が出るんじゃないかっていうくらい集中して先生の説明を聞きます。クラスメイトは、それぞれ違う国から教室に集まっています。イギリス、フランス、スペイン、イタリア、ポルトガル、キューバ、アメリカ、韓国、そして、私、日本から。ベルリンに来なければ出会うことはなかっただろう彼ら。良きクラスメイトと素敵な先生に恵まれて、毎日楽しくドイツ語を学んでいます。

学校の近くのベーカリー

休み時間には、クラスメイトと先生と近くのベーカリーに行って、それぞれ好きなものを買って休憩。このベーカリーでも、習ったばかりのドイツ語を使って買うようにしています。

そして家では、廊下の壁に付箋を貼って、私はドイツ語を、フラットメイトは日本語を少しずつ覚えています。

先日私が作った肉じゃがを気に入った彼女のリクエストで”Niku-jaga”の付箋も!(笑)

肉じゃが(Fleisch=肉、Kartoffel=じゃがいも)

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