冷たい手と温かい友

季節外れの快晴続きの陽気もそろそろ幕引きでしょうか。いよいよ、冬を感じるようになりました。

そんな寒い季節、冷えた手をこすらせ、ハァーッハァーッと息を吹きかけながら、カフェのドアを開ける瞬間は幸せMOMENT。ふわ〜んと香るホームメイドケーキの甘い誘惑と、香ばしい珈琲のアロマに手をひかれてソファに座れば、もう外の寒さなんて忘れてしまいます。

用事を済ませにクロイツベルクに行った帰り、ふと立ち寄ったカフェ。名前はよくわからないです。大きな花瓶にタイガーリリーが飾られていて、その色と姿が雰囲気にとても合っていて美しかったのですが、なにせ匂いが強過ぎて…>..<

近所のカフェ『Liebling』=お気に入りという意味

近所のパン屋カフェ『bekarei』。東ベルリン時代の名残、”野暮ったい”の一歩手前の居心地の良さが好きです。

焼きたてのパンがとっても美味しい。スペインやポルトガルのパン/デザートも手に入ります。週末だけパンケーキも食べられるそう。

『Fräulein Dickes』日替わりで5~6種類ほどのケーキが並びます。ケーキはまだ食べたことがないけれど、ケーキだけを買いに入ってくる人が多いので、味は地元ッ子のお墨付き!?朝食のメニューも充実しています。

入りたかったお店がいっぱいだったので、たまたま通りすがったこのお店に。

ビール片手に編み物・・・なんてアンバランスな!だって水よりビールの方が安いんですから。ビールの種類がとても多いので、そのうち好みのビールを見つけたいなぁ。

彼女といると、どこにいてもリビングルームにいるみたいな気分になります。歳も近く、気が合い、好きなものが似ているので一緒にいると楽で、いつの間にか隣にいる存在に。お互いベルリンに来た時期も同じで、この素晴らしい街でそれぞれ楽しい時間を過ごしているけれど、もちろん違う国での生活には悩みも出てきます。楽しくも激しい荒波にもまれて、お互いの手を握り合っている感覚の中で芽生えた同志的な感情もあるのでしょう。京都での穏やかな暮らしが、すでに記憶の中でノスタルジックな空気をまとっているくらい、次から次へと押し寄せてくるエキサイティングな波。波にうまく乗れるかどうかは、波を見極める目があるか。

いつも真っ直ぐな、彼女の澄んだスカイブルーの瞳。

支えられている、と感じた日でした。

2 Responses to “冷たい手と温かい友”

  1. shoji Says:

    素敵な時間を過ごしているようだネ。
    写真を見たら行ってみたいところばかりです。
    今度はcoffeeを煎れて、カフェ気分を味わいながら、このブログを読ませてもらおう。

    knitting clubにも参加したい!私のハンドメイド熱にもスイッチ入りそうです。
    つい先日までバイトで帽子(ひとつ400円よ・・・(´;ω;`))を編んでたんだけど
    やっぱり好きなもののために、誰かのために、のんびり手を動かすのがいいよねぇ。

  2. Reiko Says:

    コメントありがとうございます♪
    Knitting Clubは、みんなが作ってるものを見て「これ作りたい!」って思ったらその場で教えてもらえるので有り難いです:)
    寒い季節は、暖かい家の中で手を動かすのが至福の時ですね。しかも手作りしたものは特別だから身につけるのも嬉しい!
    ちょっと寂しいなぁなんて思う時も、手を動かすと気持ちが落ち着くので、冬の間に一体何点の作品が生まれるのか楽しみです(笑)

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