Archive for 10月, 2011

Tiergarten

火曜日, 10月 18th, 2011

Tiergartenを自転車で駆け抜けると、そこを出るときには清々しく優しい気持ちになっています。

上空からのTiergarten(Google Imageからの拝借)

Tiergartenは、ベルリンの市内に位置する大きな森のような公園で、その中にベルリン動物園があります。昔は、王家の狩猟場だったそう。中心には戦勝記念塔が建っていて、公園内には6月17日通りが通っています。私は旧東側に住んでいるので、旧西側に行くときには、このTiergartenを自転車で走り抜けるルートがお気に入り。

 

太陽の下、こんな道を自転車で走っていて、すれ違う人がみんな笑顔でにっこり笑ってくれたら、すがすがしく優しい気持ちになりますよね。この街の人は、本当〜に親切。とても優しくて、ちょっとでも困っているとわかると快く助けてくれます。グローバルな都市なのに、こんなに穏やかでのんびりとした空気が流れているのはこの豊富な自然のおかげでもあるのかもしれません。

壁公園で冬支度

月曜日, 10月 17th, 2011

我が家から歩いて10分程のところに、Mauerpark(=壁公園)という、ベルリンの壁が公園の敷地内を貫いている広大な公園があるのですが、そこで毎週日曜日に大規模なフリーマーケットが開かれています。

洋服、靴、アクセサリー、CDやレコード、食器、家具、アート、自転車、子供用品、生活雑貨など、本当にありとあらゆるものが所狭しと並んでいます。さらには色んな食べ物の屋台が出るのでフリーマーケットというよりちょっとしたフェスティバル。

この操り人形劇、おしゃれでチャーミング

今日は友人と一緒に足を運んでみました。私のお目当てはブーツ。現地調達を基本に荷造りをし、スーツケーツ一つで日本を発ったので、かさばるものは日本から持参してこなかったのです。でもだんだんと寒くなってきて、やっぱりブーツが必要に。リーズナブルでコンディションのいいブーツを探します。その前に腹ごしらえ〜。

Kurbis=カボチャ

なんとも美味しそうで思わず二人とも立ち止まってしまいました。”strudel”という、初めて食べる食べ物なのですが、辞書で調べてもよくわかりません・・・。友人はカボチャ、私は地中海風をチョイス。結果はというと、感動するほど美味しかった!見た目はラザニアに似てるけど、しいて言うなれば、クレープに具が巻かれている感じ。

デザート系も美味しそう♪ ヘーゼルナッツフィリングとチェリー入りカスタード。

釜で焼きたてピザも

 

友人は4ユーロのシンプルなジャケット、6ユーロのイヤリング、2ユーロの指輪、そして手編みのニット帽を購入。私も自分のサイズにぴったりのシンプルな黒いブーツを格安で購入することができました。フリーマーケットはリサイクルという意味でも価格という意味でも、とてもフレンドリー◎ 良い買い物をした後はなんとも清々しい気分です!

掘り出し物があるはず〜

自転車の試運転をする友人

フリーマーケットの後は、散歩がてらカスタニエン通りをてくてく。『Kauh Dich Glücklich』で休憩することにしました。

熱々のワッフルが大人気の『Kauh Dich Glücklich』

ワッフルやアイスクリームをほおばる子供で店内はいっぱい

フリマでゲットしたニット帽とストロベリーソース、キャンドルホルダーにネイル。  偶然だけど赤いアクセントが効いてるね

二人でシェアしてちょうどいい大きなワッフルですが、クリームとストロベリーソースを添えても、EUR3.2。ストロベリーソースはイチゴの実と酸味が残っていてフレッシュな味わい。ほのかにシナモンが香る優しい甘さのワッフルはもっちもちで、甘みなしのクリームは濃厚過ぎず、さっぱり過ぎず、ストロベリーソースとパーフェクトタッグ♥

友人はクラスメイトで、アイスランド人とフランス人のハーフ。ドイツ語のコースが始まった2週間前は、まだ誰も知らないので常にみんな一緒に団体行動を取っていたけれど、2週間経つとだんだん気の合う人がわかってきます。もちろんお互い英語で話をしますが、波が合う合わないっていうのは、言語よりも、フィーリングの方がずっと大事だと思います。価値観の共有はもちろんですが、ユーモアのセンスの共有も重要な要素。同じものを見て聞いて一緒に笑えるかどうかって私にとってはすごく大きい。国や言語、生まれ育った環境や今まで歩んできた人生が全く違くても、自然と引き寄せ合う人がどの国にも必ずいるものです。

「今はまだ自分の未来がよくわからなくても、積極的に動き続けて、頭に理想の自分のイメージを描き続けていれば、いつか全てが繋がって、然るべき場所にストンとしっくり収まる時が来るよね」とお互いそんな話。そして、色んな人に出会うことで、彼らが新しい扉を開けてくれるということも。現に、私はベルリンに来たことで今まで未知の世界だったアイスランドのことを彼女を通して知ることになり、彼女にとって、私は初めての日本人の友達となったのです。

これから出会うだろう人達、これから起こるだろう事を思うと、楽しみでぞくぞくします。

とても有意義な日曜の午後に心から感謝。

Cloud Cities

日曜日, 10月 16th, 2011

先日、フラットメイトと彼女の親友と、Hamburger BahnhofにあるMuseum für Gegenwart  (ハンブルグ駅現代美術館)へ行ってきました。元ハンブルグ行きの駅舎が今はヨーロッパ屈指の現代美術館になっています。

私たちが見たかったのは、現在エキシビションホールで会期中の『CLOUD CITIES』というTomas Saracenoによる大規模なインスタレーション。さすが元駅舎、天井がどこまでも高く、広々とした会場に浮かぶ作品は圧巻です。

ビーチボールのようなテキスチャー

大きな大きなビーチボールの中に、入ることができるのです!子供がお母さんやお父さんと一緒に長蛇の列を作って順番を待っていました。下からその様子を見ると、まるで水の中に浮かんでいるよう。子供は大はしゃぎです♪

日本では、美術館というと「しーーーっ!静かにしなさい」という雰囲気で子供連れで行くのはなかなか難しいかもしれませんが、この美術館は週末だったこともあって、子供がたくさん走り回っていました。もちろん展示内容や美術館にもよりますが、ヨーロッパにおいて、アートやミュージアムは子供の頃からもっとずっと身近な存在で、「遊び」や「FUN(楽しさ)」とリンクしているように思います。海外で、遊び心を上手にデザインに融合させたものが多いのはそんな理由も少しはあるんじゃないかなぁ。そういう文化だと言ってしまえばそれまでですが。
日本は”美術、アート、美術館”というだけで、なんとなく肩に力が入って、構えがちなところがあるけれど、もっと敷居を低くして、たくさんの人が気軽に触れられるようにすればいいのになぁとつくづく思います。

ちなみに私がこれまで行った中のベスト・オブ・ミュージアムを選ぶとするなら、デンマークはコペンハーゲンの近郊に位置するルイジアナという町にあるルイジアナ美術館です。あの美術館は、子供を連れてまた絶対に行きたい場所の一つ。

フラットメイトと彼女の親友と

私たちも巨大バルーンの中に入ってみました。中は温室のように暖かいです。常にチューブで空気が送り込まれていますが、空気が必要以上に漏れないようにドアが2重になっていて、ドアを一つずつ慎重に開けて入ります。不思議な空間でした。参加型のインスタレーションは大人にとっても楽しいですね。

展示会場からの夕空

ミュージアムショップには書籍類が充実しています。たまたま手に取った本の、たまたま開いたページに、私の高校時代の友人の作品が紹介されていました!なんという偶然!!とても嬉しかった!!

飯田竜太ー ベルリンで彼の紹介をできないかと模索中

今回は、『Cloud Cities』しか見る時間がなかったので、また今度ゆっくり常設展示も見に行きたいと思います。

 

◆ハンブルグ駅現代美術館

http://www.hamburgerbahnhof.de/exhibition.php?lang=en

◆ルイジアナ美術館 (デンマーク)

http://www.louisiana.dk/dk/Service+Menu+Right/English

◆飯田竜太

http://ryuta-iida.com/

PAKOLATのクロワッサン

日曜日, 10月 16th, 2011

土曜日の朝。


アパートの入り口の、大きくて重たい扉を押して外に出ると、冷たい空気はすっかり冬の匂い。新鮮な澄んだ空気を深呼吸すると、それだけで幸せな気持ちになるのに、太陽が照っているなんて最高の気分。

この間、最寄りの駅の一つ手前の駅で電車を降りて歩いた時にたまたま見つけたPAKOLATというカフェは、コーヒーが美味しそうな雰囲気を醸し出していて、気になっていたところ。毎朝、バタバタと家を出るので今朝はゆっくり朝食をとろうと思い、PAKOLATへ行ってみました。

午前中の光は神聖な感じ

 

クロワッサンを頼んでから少し待つと、奥のキッチンから焼きたてのクロワッサンが運ばれてきました。外は程よくパリパリ香ばしく、中はしっとりふっかふかで、優しいバターの香りがふんわり!!幸せ〜〜〜〜〜〜な気分に。

 

カフェを出ると、すでにたくさんの子供達が公園で遊んでいました。こちらでは、本当にお父さんがよく子供の面倒を見ています。平日でも、お父さんが子供を連れて歩いているのをよく見かけるので、旧東ベルリン側のこのエリアに住んでいるパパ達は普通の会社員の人は少ないんだろうなぁ、と勝手に解釈。

穏やかな良き時間でした。

 

◆PAKOLAT: Raumer Straße 40, 10437 Berlin

※チーズやハムもとても美味しそうでした。チョコレート専門店でもあるので、もっと寒くなったらホットチョコレートもよさそう♪

 

 

リサイクル魂

土曜日, 10月 15th, 2011

こちらでは、資源のリサイクルが当たり前のように根付いていることに驚きます。日本でも近年注力されている分野とはいえ、都道府県によってゴミの分別方法やその徹底加減に差があり、まだまだ浸透の余地あり、ですよね。

私が生まれ育った静岡県沼津市は、実は日本におけるゴミ分別のパイオニアで、ゴミの分別は「そこまでやるの!?」と言いたくなるくらい細かいです。そのゴミ分別方法は”沼津方式”と呼ばれているほど。もちろんゴミ袋は中身がしっかり見えるように透明で、ゴミ置き場にゴミを出すときは、ゴミ袋に名字を書きます。そして、正しく分別されていないものが入っているゴミ袋は置き去りにされます。名前を書いているので、近所の人にどこの家のゴミが残されているかわかってしまうのです。人の心理をついた憎いやり方ですね〜。

ベルリンでは、空のペットボトルや瓶は、スーパーに持っていくとお金が戻ってくる仕組み。驚いたのは、その還付率の高さです!例えば、こちらで主流の1.5ℓのペットボトルの水はおよそ60円ほどなのですが、空のペットボトルを持っていくと1本あたり約25円戻ってきます。パンク風の兄ちゃんもよれよれのホームレス風のおじさんも、みんなビール瓶が詰め込まれた袋を両手にぶら下げてスーパーに持っていきます。お金がその場で戻ってくるという直接的なフィードバックがあるからこそだとは思いますが、それでもこれだけ還付率が高ければ、そりゃみんな資源を捨てませんよねぇ。

日本にいるときは、”容器の値段”をあまり考えずにモノを買っていた気がします。こちらのスーパーのレシートには、例えばヨーグルトを買うと、ヨーグルトそのものの値段と、ヨーグルトが入っている瓶の値段が別々にレシートに記されています。瓶を返却すると、その分のお金が返ってきますよ、という意味なのです。全ての物価が安いのに、さらにそこから容器分の金額を差し引くと、ほんとに安い~。

瓶入りのヨーグルト。種類豊富なヨーグルトに目移りしてしまいます・・・

 

1.25ユーロのヨーグルトを買った場合、そのうちの15セントは瓶の値段という意味

 

1.5ℓの水x6本が2.99ユーロで、1.50ユーロは空ボトルの値段という意味。ペットボトルの方が還付率が高いようです。


スーパーにはこんな自動機械が置いてあります。

穴の中にバーコードを上にしてペットボトルを置くと、そのバーコードを読み取って、機械がペットボトルを飲み込んでいきます。

 

バーコードで、様々な瓶やボトルの値段を読み取る仕組みのようです。最後に、ボタンを押すと、レシートが出てきて、そのレシートをレジに持っていくとレジでお金を返してくれるようになっています。

このシステムを初めて知った時、感動しました。マシンがバーコードを読み取ってくれるのがなんだか嬉しくて、たまってから持っていけばいいのに、2、3本ごとに逐一持って行ってしまいます。レジでお金を返してもらう時はちょっぴり得した気分に♪でもそのお金でレジ近辺のチョコバーとか買っちゃうんですよねー。そんな自分どうかと思います。

 

 

 

トイレットペーパーとジュエリー

土曜日, 10月 15th, 2011

家の近くに、”KulturBrauerei”と呼ばれる施設があります。

日本語に訳すと、”カルチャー醸造所”。もともとは、1842年に始動し、ベルリンにおけるビール製造の要を担っていたビール工場。煉瓦造りの趣きある建物自体はそのままにカルチャー発信の場として今は再利用され、映画館やパブ、フォトスタジオなどがテナントとして入っています。そして、その中の一つの建物は『REWE』という大きなチェーンスーパーです。

大手チェーンスーパー『REWE(レヴェ)』

夕飯の買い出しついでにトイレットペーパーを補充するため(今回は私が買う番)『REWE』へ。

その帰り道に面白いギャラリーが目に止まりました。ジュエリーが壁に展示されていて、どうやら販売もしているようです。

ペインティングのギャラリーとつながっていて、中に入るとドイツ人の男性が奥で作業をしていました。ジュエリーの方のギャラリーを見せてほしいと言うと、「そっちは彼女のギャラリーだから今呼んでくるよ!」と。2、3分もしないうちに彼女が現れ、作品について説明をしてくれました。

 

本物のお札を使ったネックレスやブローチがあったので、そのコンセプトを聞いてみると 、”昔はジュエリーが貨幣代わりだったでしょ?”って。

様々な国の、価値の違うお札を折ってつなぎ合わせて一つのネックレスにすることで、世界の経済が繋がっていることを表しているそうです。お札を折って作られた繊細な形の鳥や蝶、複雑に折り重ねて作られたバングル、さらにはクレジットカードを細く細く切って輪っかにしたものを繋げてチェーンにしているものも。説明を聞いてから、顔を近づけて見てみると、Mastercardの”Mas”の部分がなんとなくわかりました。

◆Banknote Jewellery:http://tinederuysser.com/Site/Banknote_Jewellery.html

◆1分でできる紙の器:http://tinederuysser.com/Site/Previous_work.html#12

◆Folding:http://tinederuysser.com/Site/Folding.html

聖書の1ページを丸めたものを紙でできた糸に通して、真珠のネックレスのようにしているものもありました。1つの球が1ページだそう。ネックレスの糸に小さなコブがたくさんついていて、例えば聖書の5章内のページを丸めたものは、上から5個目のコブにくるようになっているなど、細かい部分にもこだわりが!さらに、そのページに書いてあることを1つの言葉に表現して、ネックレスを入れる箱に記しているのも素敵。

私たちが話をしていると、かわいい女の子がちょっかいを出してきました。娘さんだそうです。彼がペイントした女の子の絵の前でパチり。

お父さんが写真家だからカメラを向けられるのは慣れっ子なんだって。

予期せぬところで、思わぬ刺激を受けました。ギャラリーを出て、ふと我に返ると手にはトイレットペーパー(10ロール入り)。あーあ、生活感、丸出し!!

 

**GHYCZY Studio/Gallery : Knaackstrasse 96, 10435 Berlin

”泡立て器”

金曜日, 10月 14th, 2011

ドイツ語のクラスに通い始めて、2週間が経ちました。少しずつ耳が慣れてきたとはいえ、英語がどこででも通じるベルリンでは、”よし、ドイツ語を使うぞ!”と意気込まないと、英語に甘えてなかなかドイツ語を使いません。それでもせっかくドイツにいるのだからと、授業で覚えたフレーズや単語を、家に帰ってフラットメイトと復習する日々。

今日のドイツ語のクラスにて、かわいらしい言葉の成り立ちを知りました。

『泡立て器』には、ドイツ語で3つの呼び方があるそうです。

1. der Quire

2. der Schneebesen

3. der Schaumschläger

ドイツ語の名詞は、文のどこに来ても必ず大文字から始まります。そして、名詞の前には必ず冠詞(女性形/男性形/中性形)がつきます。泡立て器は男性名詞なので、”der”という男性形の冠詞。

何に感動したかというと、泡立て器の言葉の成り立ちです。2.と3.の呼び方は、実は2つの言葉がくっついて”泡立て器”という意味になっています。

『Schneebesen』

Schnee=snow(雪)+ beset=bloom(ほうき)

雪のホウキ=泡立て器。

『Schaumschläger』

Shaum=foam(泡)+ schlager=punch/blow(パンチ)

泡をパンチする=泡立て器。(おしゃべりな人のこともこう呼ぶそう)

2つ以上の単語がくっついて1つの言葉が成り立っている単語が多いので面白いです。それにしても、”雪のほうき” で泡立て器だなんて詩的でおしゃれ〜。

授業中は、本当に必要なときだけしか英語で説明してくれないので、知恵熱が出るんじゃないかっていうくらい集中して先生の説明を聞きます。クラスメイトは、それぞれ違う国から教室に集まっています。イギリス、フランス、スペイン、イタリア、ポルトガル、キューバ、アメリカ、韓国、そして、私、日本から。ベルリンに来なければ出会うことはなかっただろう彼ら。良きクラスメイトと素敵な先生に恵まれて、毎日楽しくドイツ語を学んでいます。

学校の近くのベーカリー

休み時間には、クラスメイトと先生と近くのベーカリーに行って、それぞれ好きなものを買って休憩。このベーカリーでも、習ったばかりのドイツ語を使って買うようにしています。

そして家では、廊下の壁に付箋を貼って、私はドイツ語を、フラットメイトは日本語を少しずつ覚えています。

先日私が作った肉じゃがを気に入った彼女のリクエストで”Niku-jaga”の付箋も!(笑)

肉じゃが(Fleisch=肉、Kartoffel=じゃがいも)

BIO, BIO, BIO!

木曜日, 10月 13th, 2011

ベルリンの街を歩いていると、いたるところで”BIO”(オーガニック)という文字を見かけます。普通のスーパーにもオーガニックコーナーが必ずあるし、オーガニックスーパーもあちこちにあり、普通のものとそんなに変わらない値段で気軽に買うことができます。オーガニックの方が食品のパッケージデザインも凝っているので、陳列棚を見るだけでも楽しいです。




毎週土曜日に、うちから歩いて10分程のところにあるKollwitzplatz(コルヴィッツプラッツ)という公園沿いの通りでビオマーケットが開かれています。オーガニックのパン屋、肉屋、ケーキ屋、コーヒースタンド、チーズ屋、八百屋、果物屋、フレッシュジューススタンド、ベビー用品、手作りの小物たちが並んでいます。

フレッシュジュース屋さん

果物を選ぶとその場でフレッシュジュースにしてくれます。「リンゴとキャロット」「ざくろとオレンジ」など、ミックスも可能!たったの1ユーロ(約100円)♪

チーズ屋さん

緑の下で、色とりどりの野菜や果物が並ぶ様子は、見ているだけで優しく豊かな気持ちになります。皆がのんびりと思い思いの食べ物をほおばって、週末の穏やかな時間を心から楽しんでいるよう。

 

対面なので、おまけしてくれたり、野菜や果物についてちょこっと教えてくれたりもします。

 

色々な果物を使った手作りジャム

 

ポルトガルからやってきたこんな雑貨達も見つけました。このシェービングクリームがなんともいい香り〜。

安心というのは美味しさの一つ。そして本当にそのどれもが美味しいのです。スーパーで売っている野菜より味が濃く感じるし、ケーキやパンも素朴ながら、素材の味がしっかりしていて美味しい。今はリンゴの季節なので、どこに行ってもリンゴを使ったお菓子が置いてあります。リンゴのケーキを一口食べた瞬間、あまりの美味しさにビックリ!ちなみにこちらのお菓子は、皆さんの想像よりもきっとずっと甘みはマイルドだと思います:)

10種類以上のリンゴが並んでいるので、どのリンゴが自分の好みか1つずつ買って試しています。

 

花も心なしかイキイキしているように見えます

 

ベルリンのシンボル「テレビ塔」を毛糸で編んだものまで!

週末になるとあちこちでマーケットが開かれているので、少しずつ紹介していきますね。

※先々週と先週の土曜に行ってきました。写真の中の人の服装がずいぶんと変わったのにお気づきでしょうか?1週間ほど前までは本当に暖かく、皆半袖だったのに、先週は突然本来の気温に。1週間で約10度も気温が下がりました。

こんな所に住んでいます

水曜日, 10月 12th, 2011

今日は、私の近所についてちょこっとご紹介します。

ベルリン市内は、いくつかのエリアに分かれています。そして、そのエリアごとに、特色や雰囲気が全く違うのがベルリンの面白いところ。私は、Prenzlauerberg(プレンツラウアーベルグ)と呼ばれるエリアのフラットに、ドイツ人の女性と暮らしています。プレンツラウアーベルグでまず目に入るものは、『子供』『公園』『カフェ』。

緑が多く、のんびりとしたフレンドリーなエリアです。旧西ベルリン側のアーティストや学生が、ベルリン統一後に最初に住んだ場所で、彼らが今はこの場所で家族を築き、穏やかな暮らしをしています。このエリアは、実際ドイツ全土の中から”最もファミリーに優しい地区”に選ばれているそう。そして、ここに住む人達はベルリナーの中でも健康意識が非常に高いのも特徴のひとつ。いたるところにBIO(ビオ=オーガニック)ショップやビオマーケットがあります。

ベルリンに到着後、Mitte(ミッテ)地区のデイリーアパートに1週間滞在しながら、インターネットでフラットメイト募集の記事を探してはアポを取り、できるだけ早く会いに行く、というのを繰り返し、見知らぬ土地で疲労困憊の中、4軒のフラットを見に行きました。ベルリンは空き部屋が出るのも頻繁だけれど、探してる人も比例して多いので、とにかく見つけたらすぐにコンタクトを取らないとあっという間に他の人に取られてしまうのです。

そんなフラット争奪戦の末、理想の条件に近く、さらに気の合うフラットメイトと巡り会えたことは本当にラッキーなことだと思います。彼女は6歳年上のドイツ人。とても親切でフレンドリーで、ユーモアがあり、彼女の朗らかな笑い声を聞いたときに、『ここにしよう!』と直感で即決。その直感通り、楽しく心地良い家での生活が始まっています。

 

そんな場所から、ベルリンレポートを書いていきます!

Liebe,

Reiko

初めまして

月曜日, 10月 10th, 2011

Guten Tag!

こんにちは、misoプレス担当のレイコです。かねてから興味のあったドイツの首都ベルリンに暮らすことになりました。 『必要なものが全て手の中にある生活』が、ある日を境に『ゼロからの生活』へ。まるで、突然丸裸にされたような気分です。自分がどんな行動を取るか、誰に会うのか、どんな環境に住むのか、それら全ての選択が、明日の自分を作っていることをひしひしと実感しながら、発見と感動の日々を送っています。

私が感じるベルリンのこと、ドイツやヨーロッパのこと、そして外から見ることでよりクリアに見えてくる自分の国 ニッポンのことを、暮らしの中の視点からレポートしていきたいと思います。

この貴重な経験を、misoのウェブサイトを通して皆様と共有させていただくという、なんとも有り難い機会に心から感謝。つたないレポートではありますが、楽しんでいただけると幸いです。

どうぞ宜しくお願いします。


”Nothing to lose, and everything is a gain!”

Liebe,

misoプレス担当 レイコ