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ユニークな暮らし方

火曜日, 11月 1st, 2011

先週の土曜、友人のハウスパーティに招待してもらったのでワインとチョコレートを手土産に行ってきました。友人はオランダ人のカップルで、彼は家具や内装のデザイナー、彼女は写真家です。彼らは、最近うちの近所のコミュニティハウスに引っ越してきて、今年はそのコミュニティハウスの20周年記念の年なのだそう。

この”コミュニティハウス”の暮らし方がとても興味深く、面白いので紹介しますね。コミュニティハウスとは、アパート全体を数家族で共有する暮らし。ドイツでは珍しくない暮らし方らしいのですが、日本ではなかなかないコンセプト。1軒家を3〜4人で共有するシェアハウスとはまた違う感覚、アパートの建物全体をシェアしているのです。上下階に行ったり来たりと大きな家のよう。

食堂の入り口

古いアパートの1棟でこのプロジェクトが始まったのは20年前—ちょうどベルリンの壁が崩壊し、西側から東側に若者が流れてきた頃の話です。家賃もないし、オーナーもいない空き家だらけだった東側で、人々が自由に建物を占拠して住み始めた頃。当時はこのアパートも廃墟に近く、屋根もなかったので、アーティストや駆け出しのデザイナー達が自分たちで少しずつ改装を進めていったそうです。アパートの階段の壁には、改装の過程の写真やその後のコミュニティハウスの歩みが展示されていました。大人も子供も一緒になって住民みんなで屋根の上でピクニックしていたり、夏には大きなコンテナに水を貯めてプールにして水浴びをしていたり、写真から”ワクワク”が伝わってきます。

現在このアパートには20人ほどが一緒に住んでいて、その中には子供連れの家族もいます。各自もちろんプライベートの部屋があるのですが、例えば、アパートの各階にリビングルームがあり、どこのリビングルームも自由に使うことができるのです。2階にはカフェテリアがあり、1ヶ月に1度、夕飯を作る当番が回ってくるそう。朝食と昼食はそれぞれでとりますが夕食は大体この食堂で当番の人が作った夕飯を食べるのだそうです。ところどころに遊び心が見え隠れする内装は、程よい力の抜け加減が素敵でした。

まずは、いつも彼らが夕食をとっているダイニングでみんなで食事をしました。

普段は大きなテーブルを皆で囲んで食事をしているそう

しばらくすると、このアパートに住んでいる子がギターを弾きながら歌を披露してくれました。

このアパートで生まれ育った15歳の男の子。ジャクソンファイブを彷彿させる、伸びやかで綺麗な歌声!

デュオをつとめるシャイな彼女。リズムをとるために二人が目を合わせる時の彼女のナイーブな目が愛らしかったなぁ。ふと彼女のタイツが電線してるのを発見。そして、そのタイツの電線を見た瞬間に、彼女がより魅力的に見えました。急に親近感が湧いたというか。私にとって、ベルリンがこんなに心地いいのはそんな理由かもしれません。電線したタイツは、ロンドンや東京やニューヨークには似合わない気がするから。

友人カップル

友人は二人ともフリーランサーなので、普段一人で仕事をしています。下手したら、1日中パソコンに向かっていることも。だから、こういう家で暮らすことを選んだそう。さらに、ベルリンという新しい土地で生活を始めた彼らにとって、この暮らしは出会いの宝庫。他の家族が夕食に友人を招いたりするので、自分の行動範囲だけでは知り得ない人との出会いがあり、人脈が広がり、しいてはそれが仕事に繋がっていくこともよくあるのだそうです。

同じくオランダ人の彼女はドイツでミュージカルシンガーをしています。お父さんがモロッコ人、お母さんが日本人のハーフ。とても気持ちの良い人で、すぐに意気投合しました。

「みんなワイン飲んでるけど、あたちは哺乳瓶でミルクよ〜」

4階にはリビングのロフト部分にライブラリースペースがあり、バルコニーで本を読むこともできます。その上の階には、多目的ルームがあって、ヨガをやったり合気道をしたり、子供の遊び場になったりしているそうです。

ライブラリースペース

ここも共有スペースのリビングダイニング

そして、なんと地下にはバー/クラブがあるんです!!このクラブは普通にビジネスとして運営されていて、20代前半の若者向けというよりは、少し落ち着いた感じで楽しめる雰囲気です。

パーティのために、住民みんなでふくらました何百個もの風船が漂っていました!

みんなフレンドリーで、建物いっぱいに温かい雰囲気が溢れていました。他の家族と暮らしを共有するので、入居の際には厳しい審査があり、入居前に何度かみんなと一緒にご飯を食べたりして交流を深め、住民の合意のもと、入居が認められるそうです。

こういう暮らし方は、性格によって向き不向きがあるとは思うけれど、人間関係が希薄になりがちな最近の社会の中で、これから注目されていくのではないかと思います。送信ボタンをクリックするだけでコミュニケーションが取れる時代だけど、だからこそ、彼らの暮らし方がとても希有なものに見え、私にとっては衝撃でした。日本では、そんなのめんどくさいって思う方が大多数なんだろうなぁ。

0時になると、20周年記念のケーキが運ばれてきました!

ケーキにはクリームで『20』と書かれています

夜中に濃厚なガトーショコラ・・・

石畳の上を自転車でガタガタ走って帰宅したものの、胸がいっぱいでなかなか寝付けませんでした。彼らが偶然近所に引っ越してきてすごく嬉しい!素敵な人達と出会い、素敵な時間を過ごすことができました。招待してくれた友人に感謝です。

♥★♦

日曜日, 10月 30th, 2011

ベルリンは、自転車専用の道路がしっかり整っているので、自転車での移動が便利で楽です。自転車用、自動車用、歩行者用というように信号がそれぞれにあるのですが、今日は偶然こんな自転車用の信号を見つけました!赤信号は♥(ハート)、黄色は★(星)、青は♦(ダイヤ)。こんな交通信号が公に許されているなんて、さすがベルリン、なんでもありですね。どうやらここの信号だけのようですが。

 

黄色は★マーク

 

赤は♥マーク

青信号の♦ダイヤマークの写真はありません。だって、青信号なんだから。さっさと自転車にまたがって道路渡っちゃいました。


Saturday Morning as a Gift

日曜日, 10月 30th, 2011

私の、自分自身へのささやかなご褒美は、土曜の朝。家の近くを散歩して、美味しい珈琲とクロワッサンを朝食にいただくこと。

素敵なカフェや美味しいベーカリーが周りに溢れている上に、物価が安いので、いつでも好きなものをさっと食べられるのですが、そんな中でも、とりとめのない出費をしないよう、自分への小さなルール、かつ、良きバランスを保つためのリズム。

週末の朝はパパ達の出番〜

毎朝7時に起きますが、外は真っ暗。シャワーを浴びて大慌てで朝ご飯を食べて学校に向かうので、週末のゆったりした朝は格別な時間です。

このお店には名前がないんです。お店の名前を聞いたら、「名前ないのよー」って。そんなことって・・・

午前中の爽やかな空気、バターリッチなクロワッサン、珈琲の香り、子供の声、紅葉の木々、優しい光。今週はラッキーなことに暖かい日が続いているので、まだまだみんな外でひなたぼっこしながら食事をとっています。『クロワッサンと珈琲』、それは日本にいても、いつでも食べられるものです。でも、なんてことない朝食が、シチュエーションによって、この上ない贅沢になりうるんですよね。そういうことが日常に溢れているんだと思う。目に見えないものに価値を感じられるかどうか、楽しめるかどうかで、人生はきっと全く違うものになるのだと思っています。東京で仕事をしていた時の自分への”ご褒美”は、もっとずっとお金をかけたものでしたが、今の”ご褒美”の方が、なんだか心に優しく染み渡るような気がします。

自分の頭の中に描く世界が、自分にとっての世界、この世の全て。だから、美しき楽しき世界を頭に描いて過ごしましょうね!

私は、人の笑顔を見るのが大大大好きです。それが大切な人ならなおさら。周りの人の笑顔を見たいのなら、まずは自分が笑顔で過ごせるように努力をすること。心がけています。

Smile is contagious! 笑顔は伝染するもの!

Liebe, Reiko

Moritzplatzの菜園

日曜日, 10月 23rd, 2011

9月末のことになってしまうのですが、Moritzplatz(モーリッツプラッツ)という駅のすぐ近くに、色んな人が野菜を共同栽培している菜園があります。私の、ベルリンでの貴重な日本人の友人が日本の野菜や大葉などのハーブをそのガーデンで栽培しているというので見に行きました。彼女は、一人でケータリングの仕事をしていて、ホームパーティやビジネスランチ、オープニングパーティなどに、日本食をベースにした食事を提供しています。この菜園で採れた野菜やハーブをケータリングの料理に使っているそうです。優しい雰囲気から似つかぬ、心たくましい人。とても素敵な人。会う度に刺激を受け、いいエネルギーをもらっています。

ゆるやかな時間が流れているガーデン内

ガーデンの中には、色んなところにテーブルと椅子が置かれていて、みんな自由に思い思いの時間を過ごしています。この時の服装は半袖ですが、今は最高気温が10℃以下なのですっかり分厚いコートにマフラー&ニット帽。

自分でオリジナルのレモネード(ライムネード)作り!

一人2個のライムをもらって、カットします。そして、果汁を絞って、適量の三温糖を混ぜ合わせ、最後に炭酸水を加えて完成〜。

白の油性マジックで瓶にLEMONADEと書きました

自分で作ると、余計に美味しく感じるのが不思議。

木の下のテーブルで、菜園で採れた野菜を使った料理を食べることができます♪

色んな種類のじゃがいも!

こちらはビーツ

友人が栽培している京水菜。他にも枝豆や大葉など、日本のものが色々ありました

ベルリンは、お金を使わずに楽しめることがたくさんたくさんあるのが魅力の一つ。休日にのんびりこんなガーデンで読書をしたり、友達とおしゃべりしたり。穏やかで幸せな場所です。

 

みんな地球人

金曜日, 10月 21st, 2011

学校の課外活動で、『The Memorial to the Murdered Jews of Europe (ホロコースト記念碑)』に行きました。ホロコーストとは、第二次世界大戦中にヒトラー率いるナチスが計画的に行ったユダヤ人大虐殺のこと。この上なく残虐な計画の元、約1100万人のユダヤ人とその他のマイノリティ民族がその尊い命を絶たれました。2年前の旅行の際に行った時は、”観光スポットの一つ”という感じで、表面的なものしか見ていなかったのだと反省。

ベルリンの街の真ん中に位置するホロコースト記念碑は、命を絶たれたユダヤ人への追悼の意味を込めて、そしてドイツでそんな残虐なことがあったことを忘れないようにするため、2005年に完成しました。でも実は、ユダヤ人の人達はこのホロコースト記念碑のことをよく思っていないそうです。そんな方法でなぐさめてほしくない、自分たちの過去の悲劇は、自分たちのやり方で伝えていく、そんな慰めはいらない、と。

ホロコースト記念碑の近くにはTiergartenという森のように広大な公園があり、その森と一体化させるために記念碑の周りにたくさんの木を植えるという話が出ていたそうですが、ホロコースト記念碑をデザインしたニューヨーク在住のピーター・アイゼンマンがそれを阻止。世間から強制的に孤立させられたユダヤ人というコンセプトが台無しになってしまうというのがその理由だそうです。

1万9073㎡の敷地にコンクリート製の石碑2,711基がグリッド状に並んでいます。厚み95cm、幅2.38mのコンクリートブロックが、色んな高さで連なっている様子は圧巻。(最も背の高いブロックは約4.5m)その石碑群が並ぶ地面は、うねうねとアップダウンを繰り返し、一瞬たりとも安定した足下を与えてくれません。それは、理不尽に自分たちの生活や命を脅かされていたユダヤ人達の不安定な精神状態や不安定な明日を現しているそうです。そして、石碑がグレイなのはもちろんユダヤ人達の暗い日々を現すため。

写真ではわかりづらいのですが、地面がうねうねしているのが見えるでしょうか?

石碑の中を歩くと、迷子になった気分で突然心細くなりました。一体自分がどの方向に進んでるのかわからなくなり、その不思議な感覚に困惑。自分の背よりずっと高い石に囲まれているので、見上げても空は小さく窮屈で、ものすごい圧迫感を感じます。周りの建物の頭が見えているのに、孤独な感覚。デザイナーのピーター・アイゼンマンは、その時のユダヤ人の気持ちをデザインという方法で比喩して、現代の私たちに伝えようとしているようです。

この敷地の地下には、無料で入れるミュージアムがあり、収容所での様子の写真やユダヤ人家族の記録、後に見つかった日記などが展示されています。地上の石碑と下のミュージアムのデザインがリンクされていて、上での感情をそのまま地下に持っていくような感覚です。

命を絶たれてしまった一人一人に、家族がいて、愛する人がいて、日常があって、悩みがあって、ドラマがある。それを思うと、本当に胸が詰まってしまい、やっとの思いで全部を見て回りました。ドスンと重たい気分。ドイツ人は、歴史から目をそらさず、自分たちが過去に犯した罪を絶対に忘れないようにしているように感じます。

一緒に行ったクラスメイトは世界大戦に参戦していた国から来ています。ドイツ、フランス、アメリカ、日本。私たちはそれぞれの国からドイツに来て、そう遠い昔の話ではない戦争の爪痕を、隣に並んで目の当たりにしているのが不思議でした。

帰宅して、ドイツ人のフラットメイトとホロコーストの話をしました。ドイツ人は、この歴史から離れることはできなのだそうです。子供の頃から何度も何度も繰り返し聞かされ、小学校にあがると、毎年収容所跡地への見学があるそうです。オーストラリアに行った時に、イスラエル人の男性と知り合ったのだけど、彼女がドイツ人だとわかった瞬間に急に態度を変えられたこともあると話してくれました。そして、自分が逆の立場だったら同じようにしてしまうのではないかと思うから、その人の失礼な態度も理解できるって。日本も過去に残虐なことをしてきましたが、戦争というと、原爆のことは繰り返し学んでも、日本がしてきたことについてはあまり詳しく習わなかった気がします。

日本は都合の悪いことには蓋をする国だということが、福島原発の件でも明らかになっていて、それはここドイツでもかなり懐疑的に捉えられています。世界における日本政府に対する不信の波は私たち日本人が思っている以上にきっと荒い。日本の政府は恐ろしく幼稚で、精神的に未熟で、原発への対策が現実性に欠けていると非難されています。かたや、別の分野ではクールでスタイリッシュで先進的な国、繊細で礼儀正しく団結力のある国民と思われがち。

他の国から日本を客観的に見ることで、よい面も悪い面も含めて、改めて自分の国のことを考えさせられます。

Tiergarten

火曜日, 10月 18th, 2011

Tiergartenを自転車で駆け抜けると、そこを出るときには清々しく優しい気持ちになっています。

上空からのTiergarten(Google Imageからの拝借)

Tiergartenは、ベルリンの市内に位置する大きな森のような公園で、その中にベルリン動物園があります。昔は、王家の狩猟場だったそう。中心には戦勝記念塔が建っていて、公園内には6月17日通りが通っています。私は旧東側に住んでいるので、旧西側に行くときには、このTiergartenを自転車で走り抜けるルートがお気に入り。

 

太陽の下、こんな道を自転車で走っていて、すれ違う人がみんな笑顔でにっこり笑ってくれたら、すがすがしく優しい気持ちになりますよね。この街の人は、本当〜に親切。とても優しくて、ちょっとでも困っているとわかると快く助けてくれます。グローバルな都市なのに、こんなに穏やかでのんびりとした空気が流れているのはこの豊富な自然のおかげでもあるのかもしれません。

壁公園で冬支度

月曜日, 10月 17th, 2011

我が家から歩いて10分程のところに、Mauerpark(=壁公園)という、ベルリンの壁が公園の敷地内を貫いている広大な公園があるのですが、そこで毎週日曜日に大規模なフリーマーケットが開かれています。

洋服、靴、アクセサリー、CDやレコード、食器、家具、アート、自転車、子供用品、生活雑貨など、本当にありとあらゆるものが所狭しと並んでいます。さらには色んな食べ物の屋台が出るのでフリーマーケットというよりちょっとしたフェスティバル。

この操り人形劇、おしゃれでチャーミング

今日は友人と一緒に足を運んでみました。私のお目当てはブーツ。現地調達を基本に荷造りをし、スーツケーツ一つで日本を発ったので、かさばるものは日本から持参してこなかったのです。でもだんだんと寒くなってきて、やっぱりブーツが必要に。リーズナブルでコンディションのいいブーツを探します。その前に腹ごしらえ〜。

Kurbis=カボチャ

なんとも美味しそうで思わず二人とも立ち止まってしまいました。”strudel”という、初めて食べる食べ物なのですが、辞書で調べてもよくわかりません・・・。友人はカボチャ、私は地中海風をチョイス。結果はというと、感動するほど美味しかった!見た目はラザニアに似てるけど、しいて言うなれば、クレープに具が巻かれている感じ。

デザート系も美味しそう♪ ヘーゼルナッツフィリングとチェリー入りカスタード。

釜で焼きたてピザも

 

友人は4ユーロのシンプルなジャケット、6ユーロのイヤリング、2ユーロの指輪、そして手編みのニット帽を購入。私も自分のサイズにぴったりのシンプルな黒いブーツを格安で購入することができました。フリーマーケットはリサイクルという意味でも価格という意味でも、とてもフレンドリー◎ 良い買い物をした後はなんとも清々しい気分です!

掘り出し物があるはず〜

自転車の試運転をする友人

フリーマーケットの後は、散歩がてらカスタニエン通りをてくてく。『Kauh Dich Glücklich』で休憩することにしました。

熱々のワッフルが大人気の『Kauh Dich Glücklich』

ワッフルやアイスクリームをほおばる子供で店内はいっぱい

フリマでゲットしたニット帽とストロベリーソース、キャンドルホルダーにネイル。  偶然だけど赤いアクセントが効いてるね

二人でシェアしてちょうどいい大きなワッフルですが、クリームとストロベリーソースを添えても、EUR3.2。ストロベリーソースはイチゴの実と酸味が残っていてフレッシュな味わい。ほのかにシナモンが香る優しい甘さのワッフルはもっちもちで、甘みなしのクリームは濃厚過ぎず、さっぱり過ぎず、ストロベリーソースとパーフェクトタッグ♥

友人はクラスメイトで、アイスランド人とフランス人のハーフ。ドイツ語のコースが始まった2週間前は、まだ誰も知らないので常にみんな一緒に団体行動を取っていたけれど、2週間経つとだんだん気の合う人がわかってきます。もちろんお互い英語で話をしますが、波が合う合わないっていうのは、言語よりも、フィーリングの方がずっと大事だと思います。価値観の共有はもちろんですが、ユーモアのセンスの共有も重要な要素。同じものを見て聞いて一緒に笑えるかどうかって私にとってはすごく大きい。国や言語、生まれ育った環境や今まで歩んできた人生が全く違くても、自然と引き寄せ合う人がどの国にも必ずいるものです。

「今はまだ自分の未来がよくわからなくても、積極的に動き続けて、頭に理想の自分のイメージを描き続けていれば、いつか全てが繋がって、然るべき場所にストンとしっくり収まる時が来るよね」とお互いそんな話。そして、色んな人に出会うことで、彼らが新しい扉を開けてくれるということも。現に、私はベルリンに来たことで今まで未知の世界だったアイスランドのことを彼女を通して知ることになり、彼女にとって、私は初めての日本人の友達となったのです。

これから出会うだろう人達、これから起こるだろう事を思うと、楽しみでぞくぞくします。

とても有意義な日曜の午後に心から感謝。

初めまして

月曜日, 10月 10th, 2011

Guten Tag!

こんにちは、misoプレス担当のレイコです。かねてから興味のあったドイツの首都ベルリンに暮らすことになりました。 『必要なものが全て手の中にある生活』が、ある日を境に『ゼロからの生活』へ。まるで、突然丸裸にされたような気分です。自分がどんな行動を取るか、誰に会うのか、どんな環境に住むのか、それら全ての選択が、明日の自分を作っていることをひしひしと実感しながら、発見と感動の日々を送っています。

私が感じるベルリンのこと、ドイツやヨーロッパのこと、そして外から見ることでよりクリアに見えてくる自分の国 ニッポンのことを、暮らしの中の視点からレポートしていきたいと思います。

この貴重な経験を、misoのウェブサイトを通して皆様と共有させていただくという、なんとも有り難い機会に心から感謝。つたないレポートではありますが、楽しんでいただけると幸いです。

どうぞ宜しくお願いします。


”Nothing to lose, and everything is a gain!”

Liebe,

misoプレス担当 レイコ