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INSTALLATION
PROJECT : Game of Space  Tokyo, 2011
カオスと秩序の世界
セル・オートマトン (Cellular Automaton, CA)を用いて、数学者ジョン・ホートン・コンウェイが考案したGame of Life。生命の誕生や淘汰などのプロセスを再現したこのシステムを三次元に発展させ、空間を生成するプログラムを開発している。Game of Lifeはそのプログラムから生まれたインスタレーション作品である。CAシステムで定義されている生命と死を空間のソリッドとボイドに置き換え、このシステムによって生成される形態をデザインの様々な場面で応用できないかと考えている。 CAは格子状のセルがシンプルなルールに沿って周りの状況とともに変化する離散的計算モデルである。このシンプルなシステムによって生成されるパターンはカオスと秩序が混合するより自然に近いもので、無限に広がることが可能である。Game of Spaceではそれを積み重ねることによって三次元的に時間の経過を表しながら、そこに生まれる豊かな複雑さを表現している。CAはセル同士の関係性だけで成立するスケール定義のないシステムのため、サイズや規模に関係なくいろいろな使われ方ができると考えている。Game of Spaceではサイズの違った人物模型を配置して都市、建築、インテリア、家具といった様々なスケールの世界をブース内に再現した。 (s.o.n / 杉田・小西)
  • プロジェクトデータ
    用途: インスタレーション
    床面積: 2.97m²
    工期:2011年4月25日〜2011年2月29日
    展示:2011年5月4日〜2011年5月5日(SICF11)
    設計:杉田三郎建築設計事務所+miso(杉田 宗、小西 啓睦)
    協力:Source Organization Network

    主な仕上げ材料
    モジュールブロック:発泡スチロール(100mm x 100mm x 50mm)
  • Project Data
    Type of Construction : Interior
    Total Area : 2.97m²
    Construction Period: 2011.04.25〜2011.05.29
    Exhibition Period: 2011.05.04〜2011.05.05 (SIFC11)
    Design : Saburo Sugita Architects + miso
    Collaboration : Source Organization Network

    Finishes
    Block : Styrene Form(100mm x 100mm x 50mm)