自然と建築

ねむの木美術館にいってきました。
シャープなモダンな美術館という建物ではなく
やさしくて自然の風景の中にうまく溶けこんでいるような美術館です。
この美術館の通称”どんぐり”は、ねむの木学園という敷地に入ってから
細い山道をどんどん登っていくと突如どんぐりの頭が現れます。
このアプローチがすごく幻想的なんです。
ジブリ映画のワンシーンのようなアプローチです。

建物へのアプローチもすごく巧みでかわいいです。

エントランスを入ってレセプションを済ませ、そのまますぐに建物の外(中庭)
に出て、ゆっくりと傾斜のカーブ道を登って建物の2階部の展示室の入り口
に入ります。このルートの巧妙さと感動は、写真では絶対に伝わらないので
是非体験してほしいです。 歩く度に視線が変わりゆっくりと
建物や敷地と山の全貌が見えてくる感じは、なんともいえない体験です。




外壁の手描きの植物のペイントが建物のひとつの
特徴なんですが、トンボも思わずペイントの花にとまってしまうぐらい、
建物が自然に溶けこんでいます。

ちょっとしたディテールや家具も、ほんとうにかわいいです。
こんなにかわいくてやさしい建物や空間が作れるのかと久しぶり感動しました。
建築と自然の共存のあり方を教えられた気がします。
展示内容のねむの木学園の子供達のアート作品も建物や環境に合っていてすごく
魅力でした。

是非、子供をつれてお弁当を持って、ゆっくりとまた訪れたい場所です。

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