奇跡の話~天使~

フィンランドのアアルトいう建築家のスタジオ見学で
たまたま出会った日本人の建築家の方がいます。
出会った時、
京都に住んでいるとの事で、帰国したら一緒に飲みにいきましょー!
なんて軽いノリで感でその場で別れました。

それから本当に帰国してから飲みに誘っていただいたり
自宅で晩ご飯に招待していただいたりと、
仲良くさせてもらってます。
夫婦で建築家として活動されていて、建築家としても人としても
大変素晴らしい方で、フィンランドで京都の友人が出来るなんて
不思議だな〜と思っています。

先日、その夫妻のカレーパーティー(旦那さんが1週間かけて仕込むカレーが
夫妻の友人界隈ではかなり有名らしく)に招待され、
その会でまた新しい素敵なパートナーのお二人との出会いがありました。
お二人はこちらがあっけにとられるぐらい息のあった会話のやりとりが
おもしろくて新たな素晴らしい出会いでした。
その男性の方が作家さんで、今度、個展があるのでまた来てねー!
なんて軽いノリでその場は別れました。

そして昨日、その方、川添洋司さんの個展の初日ということで
早速、京都の画廊にお邪魔しました。
ああ!!misoさん!!と気さくに出迎えてくれました。

ここで話しは変わって、広島。
仕事のパートナーである広島のS.O.N.さんのお母さんの名月(なつき)さんは、
すごく尊敬できる方で、いつもお会いするのを
楽しみにしている方です。
かなり前に、名月さんの美術コレクションの中で、
よく見させていただいていた作品があります。
もうかれこれ10年ほど前に購入した作品らしいのですが
すごく気にいってるという、錆びた釘を木で表現している作品がありました。
(一見、錆びた釘にしか見えなくて、触ると木の彫刻とわかる)
僕もこの作品が大好きで、お邪魔する度に、
触ったり、じーと見たりしていました。

話しはまた戻って、京都。
今回、初めてギャラリーで洋司さんの作品を見させていただき、
すごく繊細でやさしい印象受けながら、見て回っているうちに、
………….??????
『あれ?』どこかで見たことがある??
ん?ん? えっ!これって!!!
なんと、なんと、なななななんと、、、、、
実は、その釘の作品のアーティストが川添洋司さんだったのです!!
思わず、その場で名月さんに電話して、電話口で2人の10年ぶりの
再会となりました。
なんて、すごい縁の巡りだと思いませんか?
フィンランドの出会いから、京都の出会いにつながり、
京都から広島に10年の月日をかけての縁の巡り。
その縁/円にすごく感動して、もう驚きと幸せな気分でいっぱいでした。

そしてそんな奇跡の舞台となった今回の洋司さんの個展のテーマが
なんと『天使』。
まさに天使が運んできた奇跡のストーリー。

すべての
彫刻が天使をモチーフに製作されていて、
今まで出会った過去の人の顔が記憶の中の天使の顔になってるとのこと、、
実の父親だったり、、はたまたどこかで出会った人だったり、、

ギャラリーの片隅で、度々訪れるお客さんと談笑しながら
その場でも作品を作りつづけている姿に、
僕は洋司さんの背中にも羽が見えました。
普段(特にお酒の席は)下ネタ全開な洋司さんらしいですが、
今日は、
巡り巡って僕の前に降り立った天使に見えてしょうがなっかたです。

One Response to “奇跡の話~天使~”

  1. Hallo from Berlin!» Blog Archive » 天使がやってきた Says:

    [...] 先月末に誕生日を迎えた私にプレゼントを持ってきてくれたのですが、これにまつわる話がとても素敵で鳥肌が立ちました。まずはこちらをご参照下さい→『奇跡の話〜天使〜』この話を聞いて、すごいなぁ、こんなことが起こるんだなぁと驚き、人との巡り合わせの不思議さと力強さを感じていました。 [...]

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