井上雄彦と親鸞

朝仕事終わりに、陽気に誘われ、ふらーと自転車で出かけ桜を見て回りながら、近所の東本願寺の750回忌展を見にいってきました。中でもやっぱりベタに井上雄彦氏が描いた親鸞の屏風良かったです。
おもしろいのは、朝早くにそれも平日には、
参拝に来られてる年配の方が多く、また意外に人が少ないので、屏風の前に一人で佇む時間ことが
できるのが良いです。 
僕のようなどっぷり井上世代はあたり前のように大屏風2枚の墨絵の前に圧倒されるのはわかりますが、
なにも予備知識のないおばあちゃんたちが、じーと、
見つめている姿を見て、もう世代も予備知識も関係なく
いい絵をなんだなと、、この人すごいなーと。
別室で制作風景のドキュメンタリーも流されているのですが、その中で井上氏が、『このような偉大すぎる親鸞をこのような機会で大屏風に描かせてもらうことが、絵を描くのが大好きな人間にとって、こんなありがたいことはない。そう思えたら、描くことができた。』

うん、うん、とビデオの前でおばあちゃんとうなづきながら、大事なことをゆってるなーと。

依頼されたから、やる。 仕事だから、やる。

ありがたいと思ってやる。

魂の込め方が違うように思います。

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